つい先ほどの話。
最近はもっぱら作業に明け暮れてるもんで、ゆうべも夜通し作業をして、寝たのは今朝の9時頃。
で、18時近くになって起床。
いつも通り、横になったままPCとTVの電源を入れて、起き出してから部屋の電気をつけて、まず一服。
飲み残しの酸化しまくったコーヒーは避けて、すっかり冷め切った生姜玄米茶を飲んで、メシとコーヒーを淹れようとキッチンへ。
姉貴は昼寝で自室に居たもんで、リビングもキッチンも真っ暗な無人。
よっぽどでなきゃ姉貴らが常に独占してるリビングには俺は居付かないもんで、キッチンの電気だけつけてお湯を沸かしつつ、残り物の自分で作った野菜炒めと、姉貴から食って良いと許可出てた煮物を少し取り、茶碗にメシを盛ってお湯が沸くのを待機。
そういう時間ってのは、わりと色々と考えたりするのが俺のお約束で、小難しい事からくだらない事まで、思いつくままあらゆる発想をしてるんです。
で、今日はまだ寝起きで新鮮な情報は仕入れてないし、なんせ起きて5分か10分程度だから、頭もロクに回ってなくて、わりとボーっとしてました。
コーヒーを淹れる準備と、生姜玄米茶を淹れる準備をし終わった頃にお湯が沸いて、まずはコーヒーの蒸らしで30秒ほど待機してる時、なんとなく思い出したのが筋肉少女隊。
なんでそこで筋少?って話なんだけど、それは俺にも皆目見当がつかず・・・まぁ、いつもそういう時の発想ってのは意味不明だったりするもんで、大して気にもしなかったんです。
ちなみに、筋肉少女隊ってのは80年代終わりに注目されたバンドで、今では作家としての方が知名度のある大槻ケンヂがボーカルを務める、ちょっとキワモノ系なバンドとして有名でした。
日本印度化計画とか、高木ブー伝説とか、当時は妙に耳に残るタイプの楽曲が注目されてて、特にファンじゃなくても一応知ってる人達は多かったと思います。
んで、その筋少を何故か思い出して、大槻ケンヂは作家として有名になったけど、最近は全然メディアに出て来ないな~とか、ミュージシャン上がりが作家で成功すると文化人気取りみたいになる前例があったけど、大槻ケンヂも一時期は妙に鼻についたな~とか、そんな事を考えてました。
そして、お約束的に脳内ジュークボックスが動き出して、日本印度化計画の有名フレーズ、「日本を印度に!しってしまえっ!」 が何度となく・・・w
いや、俺は当時も今も筋少って全然好きじゃないし、大槻ケンヂにも興味無いんですよ。
むしろ、俺の好みとは逆方向な感じなんで、まともに聴いた事すら無いぐらい。
ホントに世間の注目が集まった当時、たまたま観たとか耳にした程度のものだから、思い入れなんかも皆無なんですね。
だから、どうしてそんな筋少を唐突に思い出したのかがサッパリで、自分でもちょっと不思議でしたよ。
さて、筋少を一躍有名にした日本印度化計画って曲、前記した 「日本を印度にしてしまえ」 って部分の直前、大槻ケンヂが 「飛びます飛びます」 ってフレーズを入れる箇所があるんです。
ご存知の通り、それはコント55号時代の坂上二郎さんがネタ中に披露した有名フレーズ。
「飛びます飛びますか・・・。そういや、二郎さんも大病したから老け込んじゃったよな~。最近はまためっきり観なくなったけど、大丈夫なんかな~。・・・って、このパターンで思い出すって何か嫌だな。まさかこれですぐ死んだりしないだろうな・・・。あ~、なんか物凄く嫌だな。」
コーヒーを淹れながらそう思ったんです。
昔からたま~にある事で、有名人とかが亡くなる直前のタイミングでふと思い出したり、どういう訳だか話題に出したり、普段なら気にならない人を気にする事ってのが何度かあったんですよ。
でもまぁ、それはまさかの話で、たまたまと言えばたまたまなんだろうなと。
だから、今回もそんな感じで、たまたま嫌な発想になってしまっただけだと思って部屋に戻ったんです。
自室のドアを開けて、つけっ放しにしてたTVに目をやると、そこに映ってたのは二郎さん。
そして、『坂上二郎さん、死去』 のテロップ。
「え・・・。」 ですよ。
とりあえず言葉にならなくて、持ってきたメシとコーヒーとお茶の乗ったお盆を机に置いて、しばしTVに釘付け。
「うぁ~・・・・・・マジか、おい。マジでこういう事か。」 なんて呟いちゃいましたよ。
なんだろうかね。
虫の知らせと言うか、何と言うか、別に親族でもなければ知り合いでも無いし、亡くなったのは今朝の事で、俺が起きる少し前には報道もされてたみたいなんだけど、俺は全くその事実を知りもしないし、起きて早々にキッチンに下りたから、自覚無く得てた情報でもない訳ですよ。
それだけに、なんとも言い訳がつかない予知と言うか、たまたまと言う意外に論理的な説明がつかない事態。
考えてみれば、今までもこのパターンは何度かあって、それこそ数えるほどしか無い事だけども、内容が内容だけに喜ばしい事ではない訳で・・・特に俺はコント55号って大好きで、萩本さんに至っては勝手に心の師と仰いでるもんで、その相方の二郎さんが亡くなるってのもまた衝撃なんです。
まぁ、何でもオカルト的に捉えるのは良くないと思うけども、今回はちょっとジャスト過ぎて怖いぐらいです。
こんなのがしょっちゅうある人達ってのは大変よね。
ともあれ、二郎さんの冥福を祈ると共に、萩本さんの心痛が少しでも早く和らぐ事を祈るばかり。
とうとうコント55号も伝説になってしまったか・・・切ないな~。