謎が謎呼ぶ樹木希林 その3 | weblog -α-

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なんとな~く  思いつきで  好き勝手に  (=゚ρ゚=) ボヘー  っとやってます。


ハィ、今回はオーパーツをメインに書こうかと思うんですが、その前に前回の補足。

UMAについて前回は書きまして、結局は可能性の話になると締め括りました。
で、それは間違いないんですが、ちょっと異質な話で、奇形種の存在ってのもUMAの可能性として外せないと思うんですよ。
というのも、かつてソ連でチェルノブイリの原発事故があった後、巨大な奇形のニワトリが発見された事例があるらしいんですな。
かつて長崎と広島に原爆が投下された後にも、奇形児が産まれる事例が増えたとの事。
直接的な因果関係こそ発表されてないまでも、高レベルの放射線が生態系に影響を及ぼすのは明白な訳です。
勿論、自然界ではそれほど高レベルの放射線を出す場所は無いでしょうが、放射能以外にも生態系に影響を与える物質は存在して、それらが既存の生物を変異させている可能性は大いにあります。
まぁ、あくまで可能性の話ですけどね。

ゴビ砂漠には毒を噴射する巨大ミミズの目撃例があるらしいんですが、それだって既存のミミズの突然変異種が繁殖したものかも知れない訳で、その変異のきっかけは生態系に強い影響を与える何らかの力かも知れない。
あるいは、チュパカブラの疑惑の様に軍が関わっている可能性だって無いとは言えない。
まぁ、可能性の話をしたらキリが無い訳だけども、全てのUMAがインチキで空想の産物という事は恐らく無いでしょう。
そのどれかは実在して、そのどれかが捕獲される事になるかも知れない。
結局、例え実在したとしても、それが捕獲されて公にならない限りは未確認扱い。
公になれば事実、公にならなければUMA・・・バレた嘘は嘘、バレなかった嘘は嘘じゃないという話に似てますな。


さて、ここからオーパーツの話。
オーパーツって単語を知らない人も多いかも知れませんが、いわゆる 『辻褄の合わない遺物』 といった意味合い。
正式名称は 『Out Of Place Artifacts』 だそうな。

オーパーツも基本的には土器や装飾品といった古代の工芸品に含まれるんですが、その素材や形状、絵柄などに年代的な測定結果と符合しない点があると、それらはオーパーツとして認知されます。
例えば、どこにでもあるビスやボルトは現代なら全く珍しくもない代物だけど、それらと全く同じ物が何億年も前の地層から出て来たらどう思いますか?というお話。
それこそUMA以上に信憑性が薄い様で、でも実際にそういったオーパーツが世界各地から発見され、博物館などで保管・公開されてたりするんです。

映画インディ・ジョーンズシリーズの4作目、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』 の劇中に登場する水晶のドクロ、あれのネタ元と思われる水晶ドクロは現実に存在します。
アステカ文明の遺跡やマヤ遺跡で発見された水晶ドクロは、大きな水晶を一つ丸々使い、精巧に削り出された美しい代物。
現代ですら作るのが難しいであろうこのドクロを、電気的な工具も無かった当時に作り上げるのは至難の業。
まぁ、時間的な制約を考えなければ作れなかった事も無いのかも知れないけども、やはり当時の技術で作ったとなると、些かの違和感は否めないという事でオーパーツ扱いの一品。

次に、現在はダムの底に沈んでしまったらしいメキシコのアカンバロで発掘された恐竜土偶。
これは歴史を塗り替えてしまうかも知れない興味深いオーパーツで、発掘以後の経緯を見ると、報操作が行われていたり、現在はダムに沈んでいたりと、なんだか背後に大きな力の存在を感じざるを得ない代物。

1945年、実業家ユルスルートがブルマウンテンの麓で見慣れない土器を発見。
考古学好きのユルスルートは使用人親子に周辺の発掘を命じ、結果としておよそ7年間に3万2千個もの土器・土偶が掘り出された訳なんですが、その土偶の一部が明らかに恐竜を模した形のものだったから大騒ぎ。
なんせ、第二幕でも書いた様に、恐竜絶滅から人類誕生までには6千万年もの間が空いてる訳です。
恐竜と人類の共存が無かったとするならば、どうして土偶を作った古代人は恐竜の姿を知っていたのかって事になる訳ですよ。

恐竜土偶が発掘された遺跡は、チャールズ・ディ・ペソという考古学者によって調査が入ったものの、ほんの二日程度の形式的な調査の末に出された考古学会への報告書には、極めて否定的で悪意すら感じさせる 「あんなのインチキに決まってますよ」 的なコメントを付けて提出されちゃった訳です。
そのせいで恐竜土偶はインチキのレッテルを貼られ、ユルスルートは長らく笑い者にされてしまった訳なんですが、そんな姿を見かねたユルスルートの友人である地質学者のチャールズ・ハプグットは、独自に土偶のサンプルをアイソトープ社研究所へ調査依頼。
結果はやはり古代のものだった訳なんですが、測定方法に問題があるとケチがつく事に。
翌年、ハプグットの友人であるアーサー・ヤングがペンシルベニア大学研究所に調査依頼したところ、やはり紀元前2500年頃(今から4500年前)のものであるとの報告。
恐竜土偶は紛れもなく古代人の作った土偶だった事が判明した訳で、これによってユルスルートの名誉も回復、めでたしめでたし・・・という感じなんですが、ここでまた面白い話があるんですよ。

土偶の調査を受けたペンシルベニア大学研究所は、先のアイソトープ社と違う測定法によって紀元前2500年頃という結果を出した訳なんですが、当の研究員達もこの結果がにわかには信じ難いものだったらしいんですな。
それで、測定法の信頼度が上がった3年後に再調査をなんと18回も行い、全て同じ結果が出た事でようやく公式に調査結果を発表したそうな。
なんとも科学者らしい話で非常に面白いんですが、そんな結果が出た後でも恐竜土偶については真偽が問われ続けたんだそうで・・・頑固と言うか、愚かと言うか。

結局、恐竜土偶に関しては否定派が色々とケチをつけたみたいですが、状況的にも科学的にも否定する根拠を完全には固められなかったみたいですな。
というか、恐竜土偶に関しては、恐らく本物なんでしょう。
それが本当に恐竜を模した物なのかどうかという点において疑問は残るものの、古代人が何かしらをヒントにしてそれらを作ったのは事実で、その数が一つや二つじゃない事を考えると、たまたま想像したものを作ったら恐竜に似てたという単純な話でもなさそうです。


さて、この他にもオーパーツとして知られている物は多数あって、そんな中でも特に説明がつかない品は幾つもあります。
南アフリカの鉱山から発掘された金属球(28億年以前のもの)、ロシアの金鉱から発掘された謎のスプリング(2万年~30万年前のもの)、同じくロシアで発掘された15億年以上昔の石の中から出てきた金属ボルト(同じ石の中にはまだ数個埋まっているのがX線により確認済み)・・・と、オーパーツの不思議もまた解明されない物、解明不可能な物が多数ある訳です。
いやしかし、地球上に微生物程度しか居なかった頃の石の中から、現代の象徴とも言える金属ボルトが見つかるとか、本来ならもっと物凄い騒ぎになってもおかしくない事ですよね。
結局、あまりにもあり得ない結果とが出ちゃうと、信じる信じない以前に 「そりゃねぇだろ」 となってしまう訳で、それが事実かどうかというところまで話が進まないんですな。
でも、いつ現れるか解らないUFOだの宇宙人を探すぐらいなら、現実に発見されてるオーパーツを調べた方がよっぽど建設的ってやつで、金属ボルトが本当に15億年以上も昔の物だったら、UFOとか宇宙人とか未確認のままでも信じざるを得なくなるはずなんですよね。
じゃあどうしてそうしないのか・・・そう出来ない様にしてる大きな力があると考えた方が、辻褄は合ってしまう訳です、これが。
で、そんな事を言ってると、まるで痛い奴みたいになってしまうのもまた策略なんでしょうなw

ハィ、第三幕はこの辺で。
次はまとめの第四幕。