タイトルいい加減です、スミマセン。
なんだか林檎殺人事件の歌詞をふと思い出してしまったもんで・・・発売当時3歳だったんですがね。
ああ、哀しいね、フニフニフニフニ・・・という訳で、今回はちょっとオカルト系な事を書いてみようかなと。
ハィ、まずUMA。
ウマじゃなくてユーマですぜ。
(゚∀゚)ウマー!
UMAは 『Unidentified Mysterious Animals』 の略。
つまり、Unidentified(未確認の) Mysterious(神秘的な) Animals(動物)という事で、いわゆる
え?マツコって確認されてんの!? じゃあ仕方無い、叶姉妹の乳に訂正します。
ともあれ、未確認飛行物体のUFOがある様に未確認生物のUMAってのもある訳です。
雪男とかネッシーなんかは世界的に有名だし、恐らくは誰でも知ってるであろうUMAですな。
世界中には実に数多くのUMA目撃情報がありまして、いかにも眉唾なものから信憑性の高そうなものまで多種多彩。
その昔は伝説や噂の粋を出なかったUMAも、近年はカメラやビデオの普及でその存在を頭から否定出来ない証拠が出て来てたりします。
もっとも、映像があるから事実なのかと言えばそれまた別で、むしろ映像があるだけに疑わしいという面もある訳ですな。
事実、モノクロ写真の時代からUMAの証拠写真を捏造した人々は居た訳で、時代が移って技術が進歩したところでそれは一緒。
ハイテクになればハイテクな捏造証拠が出回り、今やハイテクになり過ぎて、素人ですらあるはずのない物を書き加えたり、実際にあるはずの物を消してしまったり出来る訳です。
さてそうなると、証拠が全く証拠にならないという事態でして、まさにUMAそのものを映像として鮮明に捉えたところで、その映像自体の信憑性は低いまま。
むしろ、鮮明であればあるほど、その信憑性を疑われたりしちゃうんですな。
幽霊然り、UFO然り、宇宙人然り、そしてUMA然り、昔から存在が疑わしいとされてきたものは、相変わらず疑わしいまま。
そりゃそうです、笑っていいとものテレホンショッキングで、「今日は2年振り、幽霊さんで~す」 とか無い訳でね、全国どこのかっぱ寿司を張り込んでても宇宙人は現れないだろうし、ましてやガッツ石松や市原悦子に缶コーヒー飲ませたところで、宇宙人の化けの皮が剥がれるって事もないでしょう。
まぁ、田代なんちゃらとか押尾なんちゃらが宇宙人だと自称するなら、それはある意味で頷くしかないけどもね、うん。
どれだけ鮮明な証拠があろうと存在の根拠にならないとしたら、その証明は非常に難しい訳です。
例えば、夢の中で夢を見てる自分が 「これは夢の中で夢を見てるんだ」 と認識したところで、目を覚ました現実がそれまた夢でない事を証明するのが難しい様に、確かなものが確かである証明をする事ほど困難なものはないんですな。
幽霊が見える人は普通の人と同じ様に霊が見えるとか言いますが、じゃあ普通の人と同じ様に見える霊とやらが、TVのインタビューに 「実は僕、これでも死んでるんです」 って答えても、観てる人達は 「どこが霊やねん」 となるのは必然。
だからって、死に装束に両手を胸の前でダラリとぶら下げた顔色の悪い老婆が 「どうも、霊です」 って言ったって信じちゃ貰えない。
結局、未確認とされてしまったら基本的にずっと未確認のままで、疑惑を完全に吹っ飛ばすほどの強力な根拠を示さなければダメという事。
ホワイトハウス上空に巨大UFOが現れた生中継を観せられても、それが疑いもなく事実だと信じるのは現場に居る人達だけなんですよ、極端に言えば。
さて、ここまで信憑性について語ったのは理由がありまして、人間の判断力なんて極めて脆いものだと言いたい訳です。
ちょっとでも疑わしい要素さえ入れてしまえば、真実を前にしても判断に迷ってしまう。
それは正常な反応で、生きる上で必要な事なんだけども、別の見方をすると、その反応を利用すれば真実を隠蔽する事も可能なんですよ。
というか、現実にそういった情報操作が行われてるのは確実で、特に国家にとって重要な事柄なんかは、情報漏洩を想定してそういった偽情報を意図的に流してる部分は多い訳です。
その典型的な例と言えば、JFK暗殺事件。
48年前の11月22日、若き大統領ジョン・F・ケネディは、テキサス州ダラスでのパレード中、何者かによって狙撃され、車上にて頭部を激しく損傷して即死。
同日、警察官殺害容疑で逮捕されていた男、リー・ハーヴェイ・オズワルドを大統領殺害の容疑者として再逮捕。
その二日後、拘置所へ移送する為にダラス警察署の地下駐車場内を移動中、ジャック・ルビーというナイトクラブ経営者によってオズワルドは射殺。
移送の様子はTVによって生中継されていた為、オズワルド殺害の状況もまた生中継された事になる。
これにより、JFK暗殺の真相は闇に葬られる事となった・・・が、その疑惑については50年近く経った今も世界中で注目されていて、真相については諸説ある。
JFK暗殺については誰しもが発表された公式見解について疑念を持つところで、オズワルド単独犯説を信じる者は、少ないどころかほぼ居ないと言っても過言じゃないはず。
それは当時の映像や状況からして疑問点が多い事も勿論だが、何よりも違和感を覚えるのは、余りにも出来すぎた感が否めない点があるから。
例えばオズワルド。
彼はマフィアに属する叔父によって生活面の面倒をみて貰いながら育ち、17歳で海兵隊へ入隊。
日本の厚木基地に赴任していた最中、同僚殺害容疑を掛けられ、銃の所持と発砲により有罪判決。
ちなみに、射撃の腕は優秀だったという記録がある。
除隊後、旅行でソビエト(現・ロシア)へ向かうと、そのまま亡命。
やがて現地でロシア人女性と結婚して子供も誕生。
すると、アメリカの市民権を放棄する動きを見せたものの、後に撤回して妻子と共にアメリカへ帰国。
帰国後は共産系政治活動に身を投じ、JFK暗殺の2ヶ月ほど前にはメキシコのソ連大使館やキューバ大使館を訪問したとの事。
このオズワルド、どう考えても単なる共産主義思想の危険人物とは思えませんな。
ソ連へ亡命までは良いとして、それからほんの数年でアメリカに帰国ですよ?
大体、アメリカが彼の帰国をわりとあっさり受け入れた事も不思議だし、帰国させた以上は要注意人物として常時監視対象になったのは間違いない訳でね、その後の活動家としての行動を考えても、帰国して一年後に監視対象から外れてたとは考えにくい。
でも、JFK暗殺はその一年後の事。
テロに敏感なアメリカ国家で、「あ~、監視が足りなくて暗殺するの解らなかった~」 なんて事があり得るのかと。
そもそも、オズワルドは本当に共産主義思想の単なる元海兵隊員だったの?・・・政府の諜報員だったんじゃないの?という疑念は否めないですよ、どう見たって。
あるいは、ソ連側のスパイとして活動してた可能性だって大いにある。
いずれにしても、オズワルドが単なる市民であったはずがないし、亡命後のソ連でも帰国後のアメリカでも、その行動が監視されてたのはまず間違いない。
そして、そんな人物が大統領暗殺の実行犯として逮捕され、取り調べもロクに済んでない翌日に公然と射殺されたとか、お役所仕事的に書面にすれば辻褄は合っても、現実として違和感がありすぎる訳ですよ。
生い立ちが恵まれておらず、軍では射撃の名手で前科者。
当時敵国だったソ連に亡命し、帰国後も共産主義思想の活動家。
オズワルドが諜報員だったかどうかはさて置いて、表向きには政治的暗殺犯として充分な素材が揃ってる訳で、そこに警官殺しでの逮捕というオマケをつけたら、当時としては完璧なお膳立てだったんじゃないだろうかね。
いや、そこで本当に必要だったのは、完璧な犯行動機や人物像というより 『大統領を殺した許し難い暗殺者』 という大衆向けイメージ。
最初からオズワルドが早々に公衆の面前で抹殺される計画だったのだとすれば、世間に 「なんてとんでもない奴だ!」 と思わせるだけで良いんですな。
そんな思いの大衆の前にジャック・ルビーという 『庶民の代表』 が現れ、TVの生中継を通して処刑して見せる。
大悪党オズワルドを必殺仕事人ジャック・ルビーが成敗すると、大衆はざまあみろと喝采し、かくしてJFKの敵討ち劇はめでたしめでたし~~~・・・となる予定だったんでしょう、きっと。
ところが、そんなアメコミヒーロー漫画みたいな子供騙しは通用しなかった。
どうしてケネディは殺されたのか、なんでオズワルドはケネディを殺したのか・・・という根本的な疑問が冷静になった庶民からも溢れ出し、想定していた以上の真相解明運動が始まってしまうと、お偉い方々は取り繕うのに必死の涙目。
結局、国家権力の限りを尽くして情報を隠蔽し、既に漏れてしまった情報は信憑性を薄める為の情報操作をし、白でも黒でもないグレーに塗り潰してしまう事でケリをつけたと、まぁ、そういう訳ですな。
さて、すっかり話がUMAから逸れてしまった訳ですが、言いたかったのはあくまで情報操作が現実に行われている事実と、まんまと操作された情報に乗せられている場合も多いって事なんです。
その辺りを踏まえないと、オカルト系の話ってのは単なる絵空事になってしまうもんでね。
スタンスとしては、肯定派でも否定派でもなく懐疑派ぐらいがベストなんですよ、こういうのは多分。
と、こんなところで第一幕は終了。
次はちゃんとUMAについて書きます。