ブログネタ:人生やり直せるとしたら何歳に戻る? 参加中ん~・・・
「14歳」
かな~・・・難しいけど。
そもそもこれ、今の自分の意識を残した状態なのかどうかで全然違って来ると思うんですが・・・。
もし残してたとすれば、もっと全然小さい頃の方が良いけども、意識までその当時に戻るんだとしたら、14歳ぐらいかな~と。
まぁ、ホントのところは二度とゴメンなんですがね、人生やり直すとかw
苦痛でしかないですから、俺にとってw
14歳だと中二ですよ。
ガキんちょで世の中も大してまだ見えてなくて、その頃にはとっくに問題山積みでしたよ、俺の場合。
ただ、俺の人生はどこを輪切りにしても問題だらけなんで、そこはあえて無視して今回はチョイスしました。
なんで14歳にしたのかと言うと、やっぱり恋愛なんかがデカいですかね~。
好きになった子は小学生時代にも当然居たけども、ちゃんと惚れたというか、それまでと明確に違う恋愛感情を抱いたのはその頃だったんです。
いわゆる、胸がときめく的なw、そういったもんは漫画の世界のもんだと思ってたもんで、いざ実際に自分がそうなった事が意外でしたねぇ。
むしろ、心臓の病気かなんかだと思いましたから、ホントにw
その子はベタにクラスメイトでして、美人で頭も良い子だったんですよ。
でもね、俺って奴は昔からおかしな奴で、誰が特に美人だとか可愛いだとかは全然意識してなかったんですよ。
考えてみると、小学生時代もそうなんですよね、わりと。
みんなから評判の子でどうのとかじゃなくて、なんかのきっかけでたまたま気になった子を意識してる内に好きになるという。
要するに、一般的な選択基準になる「容姿」とかは、日々の生活においてあんまり気にしてなかったんでしょうな。
中一の時のクラスメイトで、俺と同じ班に居た子も、その当時とかは特に可愛いとか思ってなかったんです。
まぁ、なんか他の子とは雰囲気違うのかな~ぐらいには思ってたんですけどね。
で、その後数年して、同じ中学に通ってた小学校時代の友達と中学の話になって、「そういえばあいつ可愛かったよな~」なんてそいつが言い出したのが、その中一の時に同じ班に居た子の事。
「えぇ?!あいつって可愛かったの?!」って感じでしたから、俺w
で、思い出してみると、確かに可愛かったんですよ、言われてみればw
でも、当時の俺は全くそういった感覚で見てなかったもんで、いわゆる「可愛い子に対してならではの特別扱い」みたいなのは一切してなかったんですよね。
むしろ雑に接してたというか、わりとキツい冗談とかも平気で言ってたし、特別扱いしてたのは全然違う子に対してでしたからw
で、まぁ、中二の頃に惚れてた子なんですが、その子に対してもある日までは一切意識してなかったんですね。
別に今日から特別美人になるって事は無い訳で、それまでもその子は美人だったんでしょうけど、俺は全然その事に気付いてなかったんです。
中二の文化祭がありまして、各クラスごとにコンセプトを決めて、教室をそのコンセプトに沿った感じに色々とデコレーションする事になったんですね。
で、当時は半日授業だった土曜の放課後、クラス全員でその準備ですよ。
飾り物を作ったり、ダンボールをカラーリングしたり、ポスターみたいなもんを作ったり・・・と、それぞれがチームごとの役割をこなしてた訳です。
さすがに半日で片付けるとなると時間的にギリギリで、みんなそれなりに集中しながらの作業でした。
でも、やっぱり何時間も集中力は続かない訳で、しばらくすると適当に休憩する連中も出て来たんですね。
とは言え、みんな忙しくしてるのに堂々と休憩も出来ない訳で、休む連中は当たり前に教室を出て休憩に行ってたんです。
で、俺も休憩しようと思ったんですが、廊下は休憩組で結構な人数・・・落ち着かないなと。
ウチのクラスは教室内を宇宙船に見立てて、半円形にした大きいダンボールの壁を窓側に配置してたんです。
と言う事は、ダンボールの向こう側・・・つまり窓際の両端の部分には少しだけ死角になる空間があったんですよ。
その事に気付いた俺は、なにげなくロッカーの上を渡ってその死角に潜り込もうとしたんです。
ところが、そこに同じ事を考えて休憩してた先客が居まして、それがすぐ後に惚れる事になった子。
彼女はその決して広いとは言えない死角の床で上手い事仰向けになって寝てて、ロッカーの上からそれを見つけた俺も、思いがけず俺に見つけられた彼女も、ほぼ同時に「あ・・・」みたいな。
気まずかったのか恥ずかしかったのか、はたまた両方か、彼女はすぐに起き上がって「どうぞどうぞ」と俺を促したもんで、遠慮なく俺もロッカーから下りてその隙間へ。
で、なんだか妙な感じで二人して少し話したんだけど、何を話したんだかは覚えてません。
ただ、その時に話した彼女を見て、俺の中でスイッチが入ったのは確か。
とにかく、少し話してから二人して作業に戻り、はたまた時間経過。
作業が思いのほか遅れる中、外はもうじき夕暮れの迫る時間。
そんな時、確か小型の照明が必要になるって事になって、誰かの家から借りて来る事になったんですね。
そして、その「誰か」の一人が例の彼女。
彼女が自宅に連絡して承諾を得た後、同じチームの何人かでそれを取りに行く事に。
俺と彼女は別の作業をしてたものの同じチームだったもんで、俺も同行するメンバーの一人になったんです。
で、数人で彼女の家まで行った後、照明を受け取って再び学校へ。
結局、完全に外が暗くなった頃に作業終了となり、それぞれ片付けをしてから帰る事に。
当時の俺の家は中学の目と鼻の先だったもんで、ものの5分もあれば俺は家に帰れたんです。
帰宅はチームの連中数人でまとまって帰ったんですが、言っても俺の家はすぐ目の前。
あまりに近すぎると気が引けると言うか・・・実際、他の連中からも「お前、近すぎてずりぃよ!チャリでカバンぐらい運んでくれ!」とか言われた事もあったし、例の彼女を含む女子が居た事もあり(夜道が危ないって意味で)、俺はカバンを置いて着替えだけ済ますと、自転車で連中の帰り道に付き合ったんです。
当然、俺以外の奴らは自分の家の近くになると「んじゃな~」と離れてく訳で、次々とメンバーが減り、最終的には例の彼女を俺が送る形になったんですね。
まぁ、彼女は「大丈夫だからもういいよ~?」って言ってくれたものの、さすがに真っ暗な夜道でもあったし、照明を取りに行く途中でえらく人通りの少ない暗い道がある事も知ってたもんで、いいよいいよと家まで送り届ける事にしたんです。
勿論、その頃の俺は、まだこんなただれた大人じゃなかったもんでw、手出しもせず、しっかりと送り届けましたよw
で、その時以来、別に付き合ってる訳じゃなかったし、毎日でもなかったんだけども、帰りに彼女を送る様になったんですね。
彼女の友達なんかとも一緒に帰ったし、他の奴らには話してない様な事も彼女にだけは話す様になったんです。
要するに、俺は彼女を人として、他人として初めて信用して、初めて心から惚れたんですよ。
結果的に彼女と付き合う事はなかったんだけども、それからも彼女だけは俺の中で特別で、最終的には10年ほど惚れてました。
いや、今も惚れてるのは惚れてるんですけどね、現実的じゃなくなっただけで。
まぁ、そんな事があったもんで、俺にとっての14歳ってのは、人生において結構重要な時だったんですよ。
「あの時に戻ったらこうしたい」とかじゃなしに、あの時の感覚なんかをもう一度味わってみたいって気持ちがあるんですよね。
好きなだけでここまで心臓が苦しくなるのかー!とかねw
そういう事はあの時のその彼女に対してだけだったもんで。
あの頃の俺に戻れば恐らくまた無理なんだろうけど、戻れるならちゃんと気持ちをぶつけてみたいですね、ちゃんと。
付き合えるとか付き合えないとかじゃなしに、しっかりと自分の気持ちを表現してみたいです。
「別に付き合ってくれとか言わない。ただ、俺はめっちゃ愛してる。」って、あの子には一度ちゃんと言いたかったな~・・・と、35のおっさんになってからつくづく思う訳ですよw
今や昔話ですがねw