東京都内のちょっと外れた郊外にて、地下アイドル4人組がシャアハウスをしながら生活をしていた。
4人はオタクの聖地・秋〇原で『Cure2(キュアキュア)シスターズ』というユニット名で活動しており、『キュアシス』という愛称でファンから親しまれていた。
活動歴はまだ浅いものの、地下アイドルにしては歌やダンスなどのスキルが高く、また4人のキャラが立っていたため、比較的早い段階である程度のファンを作ることに成功していた。
・・しかし、そうは言っても所詮は地下アイドルだ。
マスメディアへの露出は少なく、大きく脚光を浴びることもなかった。
所属していた事務所も小さかったため、小規模なライブを少しずつ展開していくような細々とした活動を続けていたのだった。
秋〇原ではそれなりの知名度でも、全国的にはまだまだ知られていなかった。
このままでは、その辺の地下アイドルの例に漏れず、Cure2シスターズの人気も徐々に衰退してしまう・・。
・・状況を憂慮した事務所は更なるファンの獲得を目論み、彼女たちにシェアハウスで暮らし、グループ系Youtuberとして毎日動画配信をすることを命じたのだ。
そう、時代は今、動画投稿型SNS の最盛期。
TikTokやInstagramのストーリーなどなど、個人が気軽に動画投稿を楽しみ、一企業がそれらの広告をマーケティングツールとして活用するような時勢である。
中でもYoutubeは最も勢いがあるSNSだ。
その広告収入だけで大金を稼ぐクリエイターが沢山いて、最近では芸能人の参入も急増している。
そこで、Cure2シスターズも流行りに乗せて、一地下アイドルから全国的に著名なアイドルへ成長させようと事務所は(安易に)考えたのだ。
しかし、当の事務所は弱小企業の無名プロダクション。
当然作業を外注する体力などなく、企画に撮影、編集まで全てメンバーが分担して行うことになった。
加えて"1年以内にチャンネル登録者数が10万人を超えなければ解散"という厳しいルールを強いられてしまい、メンバーは毎日動画作りに追われていた。
毎日のようにネタ会議(※1)を重ね、バズる(※2)動画を必死で生み出そうとしているCure2シスターズ。
この物語は、そんな健気な女の子4人が人気獲得のため動画作りに悪戦苦闘する、汗と涙と、笑いと、笑いと、笑いの、だいぶ笑いが多めの、そんな記録である。
くすぐり駄文作品
『地下アイドルYoutuberがくすぐり企画を本気でやったらこうなった』
第一話:"あいさつ"
夏希
「せーのっ!」
『やっほー、みなさんコンニチハ!!』
夏希
「夏希(ナツキ)です!!!!」
秋音
「秋音(アキネ)でーす♪」
深冬
「深冬(ミフユ)です。」
春華
「春華(ハルカ)です・・。」
夏希
「4人そろってぇ~?」
夏希・秋音・深冬
『Cure2(キュアキュア)シスターズでーす!!イェーーイ!!!』
春華
『・・・・・・・。』
リビングにカメラ一台を設置し、その前でラフなルームウェアに身をまとった女の子4人がソファーに横一列になって座っている。
いつものCure2シスターズの動画撮影風景だ。
動画冒頭の軽快なあいさつも慣れた様子で声を揃えている。
いつもなら、この冒頭のあいさつから動画の企画や趣旨の説明をする流れになるのだが、この日はどうも様子がおかしい。
"春華"と名乗った子のテンションが明らかに低いのだ。
夏希・秋音・深冬
『・・・・・・。』
春華
『・・・・・・・。』
"夏希"と名乗った子は春華の様子を察して、少しため息を漏らしてからその場からスッと立ち上がり、正面に設置したカメラの録画ボタンをOFFにした。
"秋音"と名乗ったは苦笑、"深冬"と名乗った子はその隣でうつむいている春華を横目で見ていた。
夏希
「ねぇ春華、めっちゃテンション低いじゃん!そんなんじゃ再生数伸びないよ?!」
春華にそう訴える夏希はCure2シスターズのリーダーだ。
活発な性格でショートカットのボーイッシュなキャラクター。
頭の回転が速く、ライブのMCの上手さにも評判があった。
運動神経抜群でダンスの腕前も相当であり、ノリもどこか体育会系だった。
諸突猛進なところがあるものの、メンバーからの信頼は厚かった。
シェアハウスによるYoutuber生活が始まってからは、撮影の進行をよく担当しており、動画に対する情熱も一番熱かった。
また、彼女が考える企画は奇抜で少し過激なものもあったが、比較的再生数を伸ばしやすい傾向にあった。
春華
「だって・・だってさぁ・・・。」
夏希に対して上手く言い返せないでいる春華は、Cure2シスターズのメンバーの中では一番人気のアイドルだ。
歌・ダンス・パフォーマンスと、それぞれのスキルをバランスよく持ち合わせており、また顔立ちも整っていたため可愛いと評判だった。
また何かをされた時のリアクションが面白いため、動画では夏希が考えたドッキリ企画の標的に何度もされていて、その度にひどい目にあっていた。
・・それでも元来は明るい性格なので、どんな内容の撮影でも夏希と面白い掛け合いを繰り広げるのだが、今日の撮影は普段と様子が違っていた。
夏希
「昨日のネタ会議で決まったことでしょ?今から撤回なんてなしだよ!はい、気を取り直して、もう一回撮るよ!」
秋音
「はーい♪」
深冬
「はーい。」
春華
「・・・・。」
春華からの返事はなかったが、夏希は気にせず撮影の準備にとりかかった。
そして、慣れた様子でカメラの撮影ボタンをONにして、ソファーに座り直した。
夏希
「せーのっ!」
『やっほー、みなさんコンニチハ!!』
夏希
「夏希(ナツキ)です!!!!」
秋音
「秋音(アキネ)でーす♪」
深冬
「深冬(ミフユ)です。」
春華
「春華(ハルカ)です・・。」
夏希
「4人そろってぇ~?」
夏希・秋音・深冬
『Cure2(キュアキュア)シスターズでーす!!イェーーイ!!!』
春華
「・・・・ぃぇぇぇい・・・。」
四人はパチパチと手を叩いた。
春華も一応叩いてはいるが、どう見ても力ない様子だった。
そんな春華をスルーして、夏希ら3人はそのまま動画の撮影を続けた。
夏希
「はい、突然なんですけど、皆さんは最近、大爆笑したことありますか?!」
深冬
「ホ、ホントに突然だね・・。」
秋音
「大爆笑って・・どのくらいのレベルの??」
夏希
「もうさ、おなか痛くなって、息も苦しくなるくらいの!」
深冬
「・・私はないかなぁ。」
秋音
「そーだねぇ、小学生の頃ならしょっちゅうあったけど、大人になってくると流石に頻繁にはないかなぁ♪」
夏希
「でしょ?!そーなんですよ!!大人になってくると、笑うことはあっても、大爆笑することは滅多にないんです!」
秋音・深冬
「うんうん。」
夏希
「そこで私は思ったんです!これはつまり、逆に言うと、大爆笑をすれば人は童心に帰ることができるということなんじゃないのかと!!」
秋音・深冬
「おーーー。」
夏希
「爆笑して、清らかだった子供の心を思い出すことで、大人になって汚れてしまった心を綺麗にすることができるんじゃないかと!!」
秋音・深冬
「ほぉほぉ。」
夏希
「そんな実験を今日はやっていきたいと思うんです!!」
秋音・深冬
「ふむふむ。」
夏希
「というわけで今日の企画は・・」
夏希
『春華を5分間くすぐり、大爆笑させて、失った子供心を思い出させてみたー!!』
秋音・深冬
「いぇーい、パチパチ・・・・」
春華
「・・パチパチ・・じゃなーーーい!!!!ムリ!!絶対ムリーーーぃ!!!!」
堰を切ったように春華が声を張り上げた。
動画用のリアクションとしても使えないと判断した夏希は、またしてもソファからすっと立ち上がり、カメラへ手を伸ばした。
夏希
「もー、また取り直しじゃーん!!」
今度は呆れた様子で夏希が言った。
台本があるわけではないが、動画の企画を発表するまでの大まかな流れ・やりとりは決めている。
流れに逆らうようなリアクションをメンバーの誰かがするもあるが、動画的に面白いと夏希が判断した場合はそのまま撮影を続行する。
しかし、今のは使えないと夏希は思った。
理由はとても単純で、嫌がり方が露骨過ぎるからである。
春華
「だって、、だってさぁ、、くすぐりを5分間なんて、やっぱりムリだよぉ!!私、5秒だって耐えられないのに!!」
春華が嫌がる理由もとても単純で、『くすぐり』の企画をやりたくないからである。
生来のくすぐったがりである春華は、どこを触られてもくすぐったいと感じてしまう敏感な体質だった。
もし5分もやられたら爆笑どころではすまなくなると春華は思った。
そもそも、くすぐりの企画をやろうと言い出したのは夏希で、理由は『再生数を伸ばせそうだから』ということだった。
当初夏希が考えていた企画は『くすぐりを10分続けらた慣れる説を春華で検証してみた!』だったが、
春華はこれに対して断固として拒否。
数年前に放送された何かのテレビ番組のパクリらしいが、そもそもくすぐりに異常なくらい弱い春華がそんな企画を承諾するはずはなかった。
しかし夏希は粘り強く春華を説得。
10分がだめなら5分で、と言って、なんとか春華の同意をもらい、今回の撮影を行うことが決まったのである。
春華も『再生数が伸ばせるなら』と思い、一度はやるとは言ったものの、いざやられるとなると、想像しただけで体中がムズムズ・ゾワゾワしてくる…。
冷静に考えたら、5分間もくすぐられるなんて、絶対に無理だと、撮影の時になって思い直したのだった。
夏希
「だーめっ!やるって決めたらやるの!5分なら頑張ってやってみるって春華も言ってたじゃん!"アイドルに二言なし"だよっ!!」
春華
「そ、そうだけど、、嫌なものは嫌なのぉ!!」
夏希
「もう、子供じゃないんだからさー・・。ねぇ、秋音もなんか言ってあげてよー!」
秋音
「そーだねぇ・・。」
夏希に促された秋音は春華の肩にそっと手をおいて、春華を諭すように言った。
秋音
「・・大丈夫だよ、春華ちゃん。・・多分死なないから♪」
春華
「し、、死ななくてもムリーッ!!!!てか死ななきゃいいってもんでもないでしょーー!!」
メガネ姿でニヤニヤしながら春華に言い放った秋音もCure2シスターズのメンバーで、動画の編集やサムネイル(※3)など作っている技術・美術系の担当だ。
アートに詳しくセンスもあるため、メンバーでありながらライブの衣装デザインを考案したりすることもあった。
だが性格は超マイペースで、それでいて超天然、加えて毒っぽいことを言ったりもするので、ファンからはその不思議なキャラクターが好まれていた。
ライブのMC中には急に悪乗りを初めて観客を驚かせることがよくあったが、動画の撮影中にもその悪い癖が出ることがあった。
春華
「そもそも、こんなことになったのは秋音のせいだからねっ!?」
秋音
「あれ?そーだっけ??」
春華
「そーだよぉ!前の動画の『寝起きドッキリ』で、もう私起きてるのに、急に秋音が馬乗りになって私のことくすぐってきたでしょ?!私が止めてって言ってるのに、しつこく、ずっと!!!」
秋音
「あー、そーだったねぇwww」
春華
「『そーだったねぇw』じゃないよ!!しかも私がくすぐられてるトコ、ほぼノーカットでYoutubeに公開したでしょ?!私がどれだけ恥ずかしい思いをしているのか分かってんの??!」
夏希
「でも、『くすぐりネタ』がバズりやすいってのが分かったのは秋音のおかげだからねっ!あの動画だけ異様に再生数伸びてるんだもんww」
秋音
「そーだよねー♪まさかくすぐりがあんなにウケるなんて思わなかったよーwww」
春華
「とにかく、やっぱり嫌なものは嫌なの!あの時だって、くすぐったくて死ぬかと思ったんだから!どんなに再生数が稼げても私はムリッ!!」
秋音
「そんなこと言っても・・・ねぇ?深冬はどう思う?」
3人があーだこうだと言い合う中、秋音から意見を聞かれた深冬が沈黙を破って発言をした。
深冬
「・・春華がやりたくないのは分かったけど、私たち解散がかかってるからね。少しでもたくさんの人に見てもらえるような動画を撮った方がいいと思うけど・・・。」
春華
「うう・・・。。」
ひとり冷静な意見を述べた深冬はCure2シスターズの中で2番人気のメンバーだ。
ファンの数では春華より劣るものの、熱狂的でコアがファンが多く、童顔好きな男性から熱い支持を受けていた。
大人しくてクールだが、顔が幼くて低身長、そして意外にも歌唱力が高くパフォーマンスが華やかというギャップもファンにとってはたまらない魅力のようだ。
他のメンバーが騒いでいても深冬だけは冷静沈着に正論を言うため、彼女の言葉が鶴の一声のようになって物事が収まることも少なくなかった。
夏希
「そうそう、深冬の言う通りだよ!私たち崖っぷちなんだから!一年でチャンネル登録者数が10万人集まんないとガチで解散なんだよ?」
秋音
「今で登録者数が6千人くらいでしょ?・・・まだまだ道のりは長いよねー。」
春華
「確かに・・それはそうだけど・・・。」
夏希
「くすぐり動画が再生数伸びやすいって分かった以上、もうやらない手はないでしょ?!」
秋音
「そうそう、くすぐりってぶっちゃけ際どいネタだけど、エ〇要素も少しは取り入れないと見てくれないもんねー♪」
春華
「ううぅぅぅ!!・・そ、そんなに言うなら、夏希や秋音がくすぐられればいいじゃん!!そもそも、子供の心に帰ろうって動画を撮るんでしょ?!わたし別に心汚れてないもん!!『再生数がー』とか、『エ〇要素もー』とか、そんなこと言ってる夏希や秋音の方がよっぽど心が汚れているから!!うん、間違いなくそうだから!!二人こそ子供のころに帰って心を綺麗にすべきだよ!!絶対そうだよ!!」
深冬
「でもさぁ、前の動画のコメント欄を見る限り、みんなは春華がくすぐられるトコを見たがってたよね?たしかそんなコメントで溢れかえってたと思うけど?」
春華
「うう・・・。。」
深冬の一言で春華がまた黙ってしまった。
そして深冬はスマホを取り出し、自分たちのチャンネルにアクセスして、先日の動画のコメント欄を淡々と読み上げ始めた。
『くすぐられてる春華ちゃんめっちゃエ〇い最高』
『春華ちゃんのこちょこちょシーンもっと見せて』
『両手〇束して春華ちゃんをくすぐって欲しいです』
『どこが1番くすぐったいのか春華ちゃんで実験してほしいです』
『万歳の状態で我慢してる春華ちゃん見たい』
『牛乳を口に含んでいるのにくすぐられて悶絶してる春華ちゃん見たい』
『おへそを筆でくすぐって欲しい。もちろん春華ちゃんで』
『足裏をアップで映して歯ブラシでくすぐって下さい。もちろん春華ちゃんの』
夏希・秋音
「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
深冬のコメントの読み上げを聞いて夏希と秋音は爆笑しはじめた。
あまりにも変態的なコメントが多くて、それだけでも面白いのに、それらの変態コメントをまるでコンピューターの読み上げソフトのように淡々と無表情で読み上げる深冬も相当面白くて、二人とも笑いをこらえ切れなくなった。
夏希
「ちょ、wwwwちょっとwwwww、まって、変態多すぎwwwwwwおなかいたいwwwwwww」
秋音
「wwwwwや、やっぱくすぐられるなら春華ちゃんがいいよwwwwwwめっちゃ求められてるからwwwwwwwwww」
夏希
「そうだね、それにwwwwwwwwwもう私たち、爆笑できたし、童心に帰れたからwwwwwwwww」
秋音
「そうそうwwwwwwww次こそ春華ちゃんが、く、くすぐられて、こ、心を綺麗にしないとwwwwwwwwwwwwwwwwww」
春華
「うううぅぅぅぅ・・・・・・。」
そして深冬は畳みかけるように、春華へ正論を突きつけた。
深冬
「やっぱり、視聴者に求められていることに対してちゃんと応えていくのが真のクリエイターだと思うよ?5分はきついかも知れないけど、途中で慣れるかも知れないし、頑張ろう?」
春華
「・・・、そ、そんなこと言われたって・・・。」
それでもくすぐられることを春華は拒んだ。
コメントを改めて読み上げられたせいで、今度は強烈な恥ずかしさもこみ上げてしまい、余計にくすぐられることに対する抵抗感が強くなってしまった。
深冬
「・・・そっか、そんなに嫌なら仕方がないね。止めにしよっか・・・?」
深冬も説得を諦めかけた。
そこに、ようやく笑いが収まってきた秋音が違う提案をしてきた。
秋音
「てかさ、その時の動画、改めて皆で見てみない?くすぐりの何がそんなに良いのか、ちょっと共感したくなって来ちゃったし、再生数を稼げる動画作りのヒントが隠されてるかもよ♪」
夏希
「おー、そうだねww後学のために良いかもねww」
春華
「ふ、二人ともただ見たくなっただけでしょ?・・見なくていいって、恥ずかしいから!」
春華はこれにも乗る気になれなかった。
自分がくすぐりに悶絶している姿が延々と写されている動画なのだがら、無理はなかった。
深冬
「・・あ、でも、違う視点から動画を見直してみることは良いことかも。ホントに参考になるような発見もあるかも知んない。」
夏希
「そーだよね、深冬!!春華をくすぐるのは、とりあえず保留にしておいてあげるから、その動画を見てみようよww」
春華は夏希の『くすぐるのは、とりあえず保留』という言葉を聞いてほんの少しだけ安堵した。
それと同時に、例の動画を全員で鑑賞することで、くすぐりの撮影企画を有耶無耶にできるかも知れないという謎の淡い期待も生まれてきた。
くすぐられる事から逃れられる何かしらの口実ができるかも知れない。
春華は恥ずかしさをこらえて、一先ずは例の動画を全員で見る流れに乗っかることにした。
春華
「分かったよぉ・・。見ればいいんでしょ?見れば・・・。」
夏希
「はい、決定ーー!!どうせ見るなら編集用のPCで見ようよ!!秋音、部屋から持って来てくれる?」
秋音
「オッケー、ちょっと待っててね♪」
秋音はそう言って立ち上がり、自分の部屋へと急いで向かった
春華は大きくため息をついた。
・・こうして4人は問題の動画を改めて見ることになった。
それは、4人がYoutubeでくすぐり企画を扱うこととなったきっかけの動画であった。
そして、この動画が自分たちの今後を大きく変えるきっかけの動画にもなろうとは、この頃の4人には知る由も無かった。
【続】
(※1)ネタ会議・・・Youtuberが良く使う、動画の企画を提案し合う会議
(※2)バズる・・・SNS上で爆発的に話題になる
(※3)サムネイル・・・再生前の動画に表示される縮小画像