17日以前、飛鳥京跡で大化の改新の舞台として知られる飛鳥板蓋宮(あすかのいたぶきのみや)の一部とみられる溝や柱穴などが発見された。
溝は長さ約8m、幅約70cmで石で敷き詰められており、柱穴には火災の跡が確認されたという。[産経新聞]
● 大化の改新(たいかのかいしん) ●
大化元年(645)以降に中大兄皇子(なかのおおえのおうじ。天智天皇)と中臣鎌足(なかとみのかまたり。藤原鎌足)らが行った政治改革。蘇我蝦夷(そがのえみし)・入鹿(いるか)父子を滅ぼし、孝徳(こうとく)天皇を即位させ、中大兄皇子を皇太子、中臣鎌足を内臣(うちつおみ・ないしん)、阿倍内麻呂(あべのうちまろ。倉橋麻呂)を左大臣、蘇我(倉山田)石川麻呂(いしかわまろ)を右大臣、旻(みん)・高向玄理(たかむこのくろまろ・げんり)を国博士(くにのはかせ)とし、改新の詔を発表、公地公民制を確立させ、地方制度を整備、班田収授法(はんでんしゅうじゅのほう)を定め、新税制を導入した。(「歴史チップス 基礎用語集」より)
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