一関市の民家から満州事変の切り抜き記事を集めた切り抜き帳が発見された。
集められていたのは満州事変の開始から満州国建国までの東京朝日新聞・東京日日新聞(現毎日新聞)・時事新報の記事で、重要人物や戦況を切り抜いているという。[岩手日報]
● 満州事変(まんしゅうじへん) ●
(1931-1933) 満州をめぐる日本の関東軍と中国軍との戦争。1931年に関東軍高級参謀・板垣征四郎(いたがきせいしろう)と同軍参謀・石原莞爾(いしはらかんじ)が柳条湖(りゅうじょうこ)事件を計画実行、1932年に元清皇帝・溥儀(ふぎ)を擁して満州国を独立させ、日満議定書を調印した。対して国民政府主席・蒋介石(しょうかいせき)は国際連盟に提訴、国連は満州にリットン調査団を派遣し、リットン報告書に基に日本に撤退を求めたが日本は拒否、国連を脱退した。1933年に塘沽(タンクー)停戦協定で一応停戦し、国民政府は事実上日本の満州支配を黙認した。(「歴史チップス基礎用語集」より)
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