大久保利通→西郷隆盛の書簡を発見(鹿児島県鹿児島市) | ☆★☆★★☆★歴史タイムッス☆☆★★☆☆★古今東西歴史関連記事リンク集

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 鹿児島市の古美術店で西郷隆盛・大久保利通・小松帯刀(こまつたてわき)など、幕末~明治時代の有名人の書簡が発見された。
 第二次長州征討(征伐・戦争)後に大久保が西郷にあてたものは「幕府が諸藩に会議参加を求めているが、薩摩藩は出席する必要はない」と述べているという。[南日本放送]




● 西郷隆盛(さいごうたかもり) ●
 (1827-1877) 江戸~明治時代の軍人政治家。参議。薩摩鹿児島藩士。島津斉彬(しまづなりあきら)に仕え、将軍継嗣問題で暗躍するが、1858年に安政の大獄が起こると奄美大島(あまみおおしま)に潜伏、島津久光(ひさみつ)によって徳之島(とくのしま)等に流刑にされたが召還され、1864年の禁門の変では薩摩藩参謀として長州藩を破り、第一次長州征討(征伐・戦争)を収拾、1866年に坂本竜馬(さかもとりょうま)の調停で桂小五郎(かつらこごろう。後の木戸孝允)と薩長連合(さっちょうれんごう。薩長同盟)を締結、1867年に岩倉具視(いわくらともみ)・大久保利通(おおくぼとしみち)と結んで倒幕の密勅降下を画策し、王政復古の実現に協力、1868~1869年の戊辰(ぼしん)戦争で参謀を務め、江戸開城を実現、1869年に版籍奉還(はんせきほうかん)に備え、山県有朋(やまがたありとも)と御親兵(ごしんぺい。後の近衛師団)を組織、1870年に参議になり、1871年に廃藩置県に尽力したが、1873年に征韓論争で敗れて下野(明治六年の政変)、1877年に西南戦争を起こして敗死した。

● 大久保利通(おおくぼとしみち) ●
 (1830-1878) 江戸~明治時代の武士・政治家。参議・内務卿。薩摩鹿児島藩士。島津斉彬(しまづなりあき)・島津久光(ひさみつ)に仕え、公武合体に努めたが、後に倒幕に転じ、第二次長州征討(征伐)に西郷隆盛(さいごうたかもり)とともに反発、1867年に岩倉具視(いわくら)とともに王政復古を実現し、1868年に参与(さんよ)に就任、1869年の版籍奉還・1871年の廃藩置県に活躍し、大蔵卿(おおくらきょう)として殖産興業に尽力、1871~1873年に岩倉遣外使節に副使として従い、1873年に参議に就いて征韓論を唱える西郷らを排除(明治六年の政変)、内務卿を兼ねて実権を握り、1874年の佐賀の乱を鎮めて台湾出兵を断行、1875年の大阪会議で木戸孝允(きどたかよし)・板垣退助(いたがきたいすけ)と和解し、1876年の神風連(じんぷうれん)の乱・秋月(あきづき)の乱・萩(はぎ)の乱・1877年の西南戦争を鎮圧したが、1878年に不平士族に暗殺された(紀尾井坂の変)。(「歴史チップス基礎人物集」より)



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