フィギュア・島田麻央、4回転ルッツを男子・佐藤駿から学ぶ『無駄が全然ないところがすごい』

  フィギュアスケートの全日本強化合宿が6日、大阪・関空アイスアリーナで公開された。日本スケート連盟が特別強化選手にしている2年連続世界ジュニア女王の島田麻央(15)=木下グループ=もシニア選手に交じって参加。男子トップ選手のジャンプを間近に見て、自らの学びとしていることを明かした

 

『自分の氷上練習はすごくうまい選手と一緒に練習できるので、しっかり目で見てそこから自分もジャンプを跳ぶようにしている。今回は目からもいろんなことが学べたかなと思います』。2泊3日の合宿をこう振り返った島田。中でも、熱視線を送っていたのは、昨季四大陸選手権男子2位の佐藤駿(20)=エムサービス・明大=だった

 

  佐藤の武器は大技の4回転ルッツ。島田はジュニアからシニアに転向するまでに降りることができるようにと思って、習得に取り組んでいる。今回は″目で盗む”ことができるよい機会。佐藤からは浜田美栄コーチを通じて跳び方のアドバイスも受けたが、『1個のジャンプで無駄が全然ないところがすごい』と大きな学びとなっている

 

  もちろん、他のジャンプもしっかり調整しており、曲かけ練習の際はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷。世界ジュニア選手権とジュニアグランプリ(GP)ファイナルで3連覇を目指す今季に向け、『最後は笑顔で終われるような試合が去年より多くなるようにしていきたい』と意気込んだ