ペア結果
ジャッジスコア
三浦璃来・木原龍一組初優勝
【フィギュア】“りくりゅう”三浦璃来&木原龍一組『大きな一歩』日本ペア初のGPシリーズ制覇
<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダ>◇29日(日本時間30日)◇カナダ・ミシソーガ◇ペアフリー
22年世界選手権銀メダルの三浦璃来(20)、木原龍一(30)組(木下グループ)が日本勢ペアとしてGPシリーズ初優勝を飾った。ショートプログラム(SP)首位からフリーも138.63点の1位、合計212.02点で完全優勝を果たした
冒頭のツイストリフト、2回のスロージャンプなどを決めて、最後のリフトまでを滑り抜いた。フィニッシュポーズを作ると、木原はその場にうずくまり、その背中を三浦がさすった
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拠点が隣町。多くの仲間が応援に駆けつけていた。三浦は『たくさんの人がきてくれて、心の底からうれしかった。すごく力になりました』と振り返った
困難が2人の絆をより深めた。7月、日本でのアイスショーで三浦が左肩を脱臼した。それから2カ月間の治療期間、結成4季目で初めて本格的な練習ができなかった
三浦は『龍一君がショート、フリープログラムの曲をかけながら1人で滑っているのを見て、すごく悲しく感じてしまった』と思い出す。影響がない右手をつないで、氷上を技をしないで滑るのは週末だけ。それ以外の時間は離れ離れになった。その感情が逆にパートナーへの思いを募らせた
『私の居場所はここだな』。9月中旬に技に取り組み始め、実感した、木原も『僕たちは2人そろわないと何もできないんだな』と唯一無二の相手に感謝した
くしくもケガ前に決めていたSP『You’ll Never Walk Alone』を日本語訳すれば『君は1人じゃない』。その歌詞の意味を自分たちに重ねながら今季の初戦を迎えていた
いまは滑れることが楽しい。フリーは2週間前から練習し始め、通しで滑ったのはこの日で5回目だったという。異例の短期間での調整でも完成度を高めていけたのは、これまでの2人の蓄積だっただろう
日本勢ペアではGP初優勝。木原は『大きな一歩だったと思う。次の世代が挑戦しようと思うし、挑戦すれば取れると示せたと思う。僕より才能持っているペアスケーターがいると思う。挑戦する人が増えたら、日本のペアの将来は明るいと思います』と語った
次戦はNHK杯(11月18日開幕、札幌)に出場する
アイスダンス結果
ジャッジスコア
小松原美里、ティム・コレト(小松原尊)組7位
男子シングル結果
ジャッジスコア
宇野昌磨選手ショートプログラム2位から逆転優勝。三浦佳生選手2位
宇野昌磨選手
三浦佳生選手