浅田真央選手

スポニチアネックスから(12月1日付)

 

 

浅田真央さん“真央リンク”実現へ始動『日本の子どもたちに良い環境で滑ってもらいたい』

 フィギュアスケート女子で10年バンクーバー五輪銀メダル、世界選手権3度制覇の浅田真央さんが1日、オンラインで取材に応じた

 

 03年から密着取材してきたフジテレビの膨大なアーカイブから、浅田さんの100の言葉を厳選した書籍『浅田真央100の言葉』(扶桑社、1600円+税)が11月30日に発売された。『この本にスケート人生の全てが詰まっている。写真もたくさん入っていて成長を感じることができた。その時にタイムスリップしたような気持ちになって、その時のことを思い出すことができた』と感想を話した

 

 9月25日に30歳の節目を迎えた。『30の0はまた0からのスタート。選手として闘ってきた思いは忘れてはいけない。強い心を持って30代も過ごせていけたら』。自身が主役を務める浅田真央サンクスツアーは『(21年)4月に終わりを迎える』とし、『そこからはまずは“真央リンク”を作りたいという夢がある。もう1つは昔からの夢である田舎暮らしを少しずつ始めていきたい』と話した

 

 “真央リンク”については、子どもの頃からコーチに『いつか真央のリンクを作ったらいい』と言われきたものの、『なかなかそういう思いになれず、ずっとここまで来てしまった』と言う。『日本の子どもたちに良い環境で滑ってもらいたい。そこで私自身がアドバイスだったり、みなさんのためになることがあればやっていきたい』と明るい表情で意気込んでいた

 

日刊スポーツから(12月1日付)

 

 

30歳浅田真央さん、目標は『真央リンク』作りたい

フィギュアスケーターの浅田真央さん(30)が『真央リンク』誕生を目標に掲げた。1日、11月30日に出版された『浅田真央 100の言葉』に合わせて、オンラインのインタビューに応じた。9月に30歳を迎え、今後の目標について聞かれると、『いろんな目標はあるんですが、1つは真央リンク、自分のスケートリンクを作りたい』と明かした

 

 『子どもの時からコーチに「いつか真央のリンクを作ったらいい」というのは言われていたんですけど、なかなかそういう思いになれず、ここまできてしまっていて。で、来年から何か自分ができることがあるかなと思った時に、自分がスケートリンクを作りたいという思いをみなさんに伝えて動き出すことで、その夢に向かっていま進んでいると思うので。私がスケートリンクを作って、日本の子供たちに良い環境で滑ってもらいたいなという思いはあります。そこで私自身がアドバイスだったり、少しでも何かみなさんのためになることがあればやっていきたいと思います

 

現在、全国を回る『浅田真央 サンクスツアー』は応援してくれたファンへの感謝を直接伝えるためのショーだった。そのショーは来年で一区切りを迎える。その後は、リンクという形で感謝を届ける場所、機会を設けたい。そんな気持ちを語っていた

 

『浅田真央 100の言葉』は、03年から密着取材を続けてきたフジテレビの膨大なアーカイブから、100の言葉を厳選した書籍で、幼少期から現在までの写真とともに、姉の舞さんが初めて明かすソチ五輪フリー前の姉妹の会話、今回初めて取材に応じた父敏治さんが語る妻匡子さんと真央さんのことなどがつづられている

 

浅田さんは『スケート人生全てが詰まっている本になっているなと感じました。写真などもたくさん入っています。私も知らなかったことがたくさん入っていて、特に家族からのメッセージは心に残りました。こんなことを言っていたんだなと思い出すことができましたし、この本からたくさんのエールをくれた感じがします』と感想を語った