浅田真央&長洲未来応援ファンブログ

高橋大輔選手とステファン・ランビエール選手の豪華コラボレーションが実現した背景が日本経済新聞に掲載されていました。この豪華コラボレーションが実現するきっかけとなったのが、4月に大阪で行われたダイアモンドアイスの控室で『手伝えることがあったら、喜んでやるよ』と高橋選手に話しかけたことからはじまったようです


[日本経済新聞から]

フィギュア高橋大輔、貴公子と豪華共作

ランビエルが振付師に

 2006年トリノ五輪銀メダリストで、今年のバンクーバー五輪でも4位に入ったステファン・ランビエル(25、スイス)が今季、振付師としてデビューする。最初に手掛けたのはバンクーバー五輪銅メダルの高橋大輔(24、関大大学院)。ランビエル自らが売り込み、豪華なコンビが実現した


 “氷上のアーティスト”と言われたランビエルには名プログラムが多い。トリノのフリー『四季』、バンクーバーのショートプログラム(SP)『ウィリアムテル序曲』、同フリー『椿姫』・・・・・・。いずれも信頼する振付師との共作だった


『振付師は僕のアイデアを膨らまして作ってくれた。それに刺激を受けて僕の表現の幅も広がっていったんだ』。第一線にいた選手が振付師としても活躍した例は少ないが、度は自分が選手に刺激を与える番、とプロの振付師としての欲がわいてきた



浅田真央&長洲未来応援ファンブログ-ステファン・ランビエール選手


トリノオリンピックフリー・四季



浅田真央&長洲未来応援ファンブログ-ステファン・ランビエール選手


バンクーバーショートプログラム(SP)・ウィリアムテル序曲



浅田真央&長洲未来応援ファンブログ-ステファン・ランビエール選手


バンクーバーフリー・椿姫


 今年4月、大阪で行われたショーの控室で、ランビエルは高橋に『手伝えることがあったら、喜んでやるよ』と話しかけた。以前から好きなスケーターだったそうで、『上半身の動きが素晴らしい』。表現力に定評のある、自分と似たタイプの選手だったことも、高橋を選んだ理由だろう


 『ステファンは好きなスケーター』と言い続けてきた高橋は『今まで戦ってきた人と作るのも面白い。彼の動きが吸収できたらいい』。数週間後に『スイスに行く』と伝えた


 連絡を受けて『ものすごい興奮した』というランビエルがSP用に提案した曲は映画『アメリ』のサウンドトラックと、王道のクラッシック音楽。高橋は後者を選んだランビエルが自分で滑ろうとしたがうまくいかず、断念した曲だった。『大輔は予期しない動きをするんだけど、それが「ああ、こうやってほしかったんだ」という感じなんだ』。あっという間に完成、時間が余ったためエキシビション用に『アメリ』も振り付けた



浅田真央&長洲未来応援ファンブログ-デニス・テン選手


今季は高橋のほかに、バンクーバー五輪11位のデニス・テン(17、カザフスタン)も担当する。『彼らを通して、自分が無意識にしていたことを頭や映像に残せたのが収穫』という。演技に没入すると自然と体が動いてしまい、どう踊ったか覚えておらず、再現できないことも度々あったからだ


 ランビエルと高橋の共作は、既に海外でも話題だ。ランビエルは試合のリンクサイドにも立つのか。『そんな重責に耐えられる?試合では、密接なスタッフと過ごすことが大切。僕をその一員に思ってくれるなら喜んで立つけど・・・・・・』今は自ら滑る方がずっと楽という。振付師として冷静に試合に臨めるのは、まだ先になりそうだ