暑中お見舞い申し上げます


 毎日暑い日が続きます。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。


 子どもさんたちも夏休みに入りました。

それは、それで、外出もままならないこの夏休み、おかあさんたちには、悩ましいことも…。

でも、家で、敢えて日頃しないことをしてみるチャンスかも❗️です。

お客様で、ベランダで食事をしてみえる方もいらっしゃいます。気持ちがいいそうです。

我が家も子どもたちが小学生の頃、庭にテントを張って、数日寝ていました。

 家での非日常、なんていうのもいいかもしれません。


さて、まずは、ちいさいおうちからのお知らせです。


⭐️お盆休み⭐️


 8月11日(水)〜8月15日(日)


 よろしくお願いいたします。



 ちいさいおうちでは、暑気払いとなる絵本もいっぱいあります。ぜひお越しください!


 それでは、新刊から寝苦しい夜に、ぜひ読んでいただきたい1冊を。


『お月さんのシャーベット』

ペク.ヒナ 作 長谷川義史 訳 ブロンズ新社

定価 1540円




それは それは、ねぐるしい

なつの ばんやった。


で始まります。


あるマンションで、どの家も窓は閉め切り、エアコン、扇風機フル稼働で、寝苦しい夜の一コマが、窓から丸見え。

なんとまあ、お月さんが、ぽたりぽたりと溶け出した!しっかり者のばあちゃんが、そのしずくをたらいで受けて、溜めました。すると、それは、金色に輝いています。ばあちゃんは、なんか作ったろと、それでシャーベットを作ります。

しばらくすると…、はっ!いっせいに停電。

真っ暗な中、ばあちゃんの家だけ、金色の光が漏れている…みんな引き寄せられて集まって、ばあちゃんからお月さんのシャーベットを、ひとかけらずつ、おすそ分け。さて、それからの展開が素敵です。

 みなさんもこのマンションの住人たちと同じように、暑さがすうっと、引くかもしれません。


 絵本って、ほんとうにいいですね。


 私たちをとりまく世界、まんざらでもないよと教えてくれる。


 寝苦しい夜にも素敵なことが起こる。


 人生パラダイス!


 さて、何が起こるかお楽しみ!!

⭐️閉店時間のお知らせ⭐️


当分の間、17時までとさせていただきますので、よろしくお願いします。


さて、6月も後半になり、そろそろ7月といえば、七夕の準備をされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、たなばたの昔話絵本を3点ご紹介させていただきます!


たなばた伝説は、中国、日本全国に広がり、諸説あり、お話もさまざまです。今回ご紹介する3冊もそれぞれ異なります。どのお話を選ぶかは、みなさまお好みで。また、絵本によって対象年齢も違ってきますので、それもご検討いただくといいかもしれません。


それでは、1冊目




『たなばたものがたり』(3才〜)

舟崎克彦 文  二俣英五郎 絵 教育画劇


中国に伝わる昔話。

星の世界の王様、天帝の1人娘、織姫は、王の言いつけを守り、明けても暮れても、機織りを続け、美しい服を作っていました。なりふり構わず、機織りをする娘を不憫に思った天帝は、天の川のほとりで牛飼いをする、それは働き者の若者をお婿さんにしました。

美しい織り姫とりりしい牛飼いは、一目あった途端に、お互い好きになり、一緒に暮らし始めると

織姫も牛飼いも自分の仕事は放ったらかしで遊び呆けてしまいました。

 天帝は怒り、2人を引き離します。ところが、2人は泣き暮らすばかり…。ますます、天帝の服はボロボロ、牛はやせ細り、病気になってしまいました。

 これには困り果て、サジを投げた天帝は、「2人がちゃんと働くならば、年に一度だけ逢えるようにしよう」と言い渡すと、2人は心を入れ替え、働きました。こうして、2人は年に一度、かささぎの大群が天の川に橋をかけてくれるので、7月7日になると会って、互いの思いを確かめ合うのです。





『天人女房』  (小学中学年〜)

稲田和子 再話 太田大八 絵 童話館出版


 鹿児島地方に伝わるお話。言葉もそちらの方言がちらほら出てきます。


 いわゆる、羽衣伝説です。2人の天人が、天から舞い降りて、美しい川で、羽衣を木にかけて、水浴びしていました。

 通りかかった牛飼いの男が、羽衣を見つけ、水浴びしている天人に一目惚れして、羽衣を隠します。羽衣をなくして、天に帰れなくなった1人の天人は、牛飼いの家に滞在し、やがて2人は夫婦に。7年の間に子どもも2人生まれ、幸せに暮らします。

 ところがある日、子どもの歌った子守唄から羽衣のありかを知った天人は、羽衣をまとい、子ども2人と天に帰ります。

 会いたくば、天に来てくれという置き手紙を読んで、牛飼いの夫は失意のどん底。

 隣人から天への行き方を教わり、なんとか天に行き、妻から、私の言う通りにしないと天には、いられないと強く言い渡されます。

 そして、天人の妻の父神、母神に婿にしてくれと頼みます。

 父神からこれができたら婿にしようと難題をいくつかふっかけられますが、妻の助言の通りにして、クリアーしていきます。

 最後の最後に、父神が夫に、収穫した冬瓜を縦に切れと言い、妻が「違う、横です」と叫ぶのですが、父神の手前、縦に切ると…大量の冬瓜から水が溢れ、夫は大量の水に飲まれ、妻が投げた板につかまりかろうじて大水でできた川の向こう岸に辿り着きます。

 逆巻く流れの中で妻が「月に一度は会ってくだされ」と叫びますが、夫は聞き取れず、「年に一度だな」と年に一度、妻は織姫に、夫は彦星になり7月7日に逢うことになったということです。






『たなばた』  (4才〜)

君島久子 再話 初山滋 画 福音館書店


淡い美しい絵。おじいさんやおばあさんが子どもの頃親しんだ画家、今でいう人気イラストレーター、初山滋さんの絵です。


 前2つのお話を合わせたようなお話です。 

 これも中国から伝わったお話でしょうか。


 むかし、天の川(どうも最初は地上にあったようです)の東に7人の天女がいて、末娘の織姫は、機織りが一番上手でした。

 天の川の西側に牛飼いの若者がいて、年取った牛が水浴びに来る織姫の着物を隠せと言います。 やがて、水浴びにきた天女たち、牛飼いは着物を1枚取って隠します。気づいた天女は、着物を着ると鳥になって飛び立ちました。

 織姫は着物がないので飛べず、妻になってくれたら着物を返すという牛飼いの申し出をとうとう聞き入れます。

 男の子と女の子が生まれ、家族は幸せに暮らします。

 そのことが、天の王母様に知れ、織姫は天に連れ返され、別れ別れになります。

 牛飼いは悲しみ、竹かごを作り、子どもを入れてかつぎ、かけ続けて、天の川の向こうの天まで追いかけるつもりでした。

 ところが、天の川まで来ると、天の川はなく、王母様が天の川を空にあげてしまったのです。

 牛飼いが嘆き悲しんでいると、牛が、自分が死んだら、その皮で着物を作って着れば天に行けると告げるとばたりと死にます。

 牛飼いは言われた通り、牛の皮で作った着物を着て、子どもを籠に背負い、隙間にひしゃくも入れて、空高く登ります。星の間を縫って進み、子どもたちが会いたかったかあさんに会うために、川を渡ろうとしたら、王母様が天の川に線を引くと、天の川は波の逆巻く川に変わってしまいました。3人は抱き合って泣いていましたが、そのうち、交代でひしゃくで水を汲み出して、母さんに逢おうとします。休みなく必死に水を汲み出す3人の姿を見て、さすがの王母様もかわいそうに思い、年に一度、7月7日に、かささぎがかける橋を渡って、会うことを許しました。

それから、牛飼いと子どもたちはずっと天に暮らして、7月7日に織姫に逢うのです。



それぞれ経緯は違えども、思い合うものが、離れ離れになり、年に一度だけ逢えるという、切ないお話ですね。

 後の二つは、子どももいて、家族だとは…。


 今年の七夕のお天気はいかに。

私たちにも織姫と牛飼いの再会が見られるといいですね。


 さて、今年は、七夕の短冊に、どんなお願いを書かれますか。

刈谷市美術館で開催されています、今、とても注目されている絵本作家 ミロコマチコさんの作品展『いきものたちはわたしのかがみ』観てきました。



真夏の森に迷い込んだように、生命力溢れ、湿度を感じました。

それもそのはず、ミロコマチコさんは一年前から奄美大島にご家族と移り住み、植物や生き物たちともともに生きて、絵を描き、布を染色したり、創作を続けてみえるのです。

その生活そのものの空気も味あわせてくれています。


ミロコマチコさんというと、私たちの間では、絵本作家という認識が強いですが、もちろん絵本の原画もたくさんありますが、壁いっぱいの大作の絵、生き生きとした動物の創作物もあり、どれもその息遣いを感じ、圧巻です。

どうぞご覧ください。

6/6までです。











『ふしぎなたけのこ』
松野正子/作  瀬川康男/絵  福音館書店


竹の子の美味しい季節になりましたね。
竹の子にまつわるおはなしを紹介します。

山の奥の村のむかしのおはなし。
たろは、かあさんにいわれて竹の子をほりに行った。
竹の子をほっているうちに暑くなって上着をそばの竹の子に掛けたとたん、竹の子がぐぐっととてつもない早さで伸びだした。たろはあわてて飛びついたけれど竹の子はものすごい早さで空へ向かって伸びていった。

たろはどうなるのでしょう?

この絵本に絵を描いたのは、『いないいないばあ』でおなじみの瀬川康男さん。瀬川さんは岡崎出身の画家です。

ちいさなこどもたちは、何でも知ることが大好き。時々宇宙人に見えることも❗️
この本はクイン君が道案内となり宇宙人に地球を案内します。
地球上の様々な動植物や人種、生活が色鮮やかに描かれています。
地球はひとつだよ、皆のものだよって。

『地球のことをおしえてあげる』 鈴木出版
ソフィー・ブシッコール  横山和江 訳
             定価 1760円

この本はユニセフみたいな仕事をする作者が沢山の国を廻りながら巡りあった人びとをモデルにして言葉も生活様式も宗教も違う子供たちがわかりあえる本を作りたいと思って五年かけて書き上げた本です。綺麗な色彩でやさしい言葉で語りかけています。

地球はひとつ、みんなで知ろう❣️



ご紹介しました絵本をお求めになりたい方は、ちいさいおうちに電話、FAX、メールでご連絡ください。

よろこんで承ります。発送もいたします。

なにより、みなさまのご来店、心よりお待ちしています。