8月6日、暑いなか、ある小学校の先生お二人と図書委員の3年から6年までの生徒さん5名がバスに乗って、来店して、図書室の本を購入するために、選びに来てくれました。1人2冊の取り決めの中、「これ一年生にいいかな」などと言いながら選んでよく読んで、吟味しています。子どもが本を読む姿っていいなあと思いながら、眺めていました。しあわせなひとときでした。
岡崎市の子どもの本専門店 ちいさいおうちでは5月6日に絵本作家の小西英子さんをお招きして講演会を開催します。詳細はチラシのとおりです。小西さんは『おべんとう』『サンドイッチサンドイッチ』などのおいしい食べ物絵本を数多く作られています。生活の中で、食べることは生きることに直結した行為です。その食べることが、うれし、たのし、わくわくしたら、どんなにしあわせなことでしょう。それを伝え、感じさせてくれる、つい食べたくなるおいしい絵本を数々作られている小西さんが絵本づくりの秘話をお聞かせくださいます。ぜひいらしてください❣️
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とき

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昨日、四日市の子どもの本専門店メリーゴーランドのレクチャーで大竹英洋さんのおはなしを伺い、写真をスクリーンで見せていただきました。ノースウッズの森。北アメリカ大陸の北の方に広がる平らな森林地帯。そこに通い過ごす写真家の大竹さんが語って見せてくださったノースウッズの森の四季。なぜそこなのか。なぜ惹かれ続けるのかというお話は彼の著書『そして、ぼくは旅に出た。』に書かれていて、わたしはそれを読んで出かけたので、彼の話を聞き、ノースウッズの森の自然を堪能してから、質問タイムがなかったので、講演後、彼がフリーになった小休止の間に聞きたいことを聞きに行ってしまいました。その話がとても印象的だったので、書いておきます。
『そして、ぼくは旅に出た。』を読むと、こんなわたしでも、あたかもノースウッズの森の点在する湖をカヤックに乗り、渡って旅をしている気持ちになれるほど、鮮明に書かれていたので、克明に日々、記録を記しておられたのか?とおききしたら、なんと、メモ程度で、あとは写真を見て、10年たってから書かれたとのこと。何と言っても初めての旅だったので印象深かったのです。と、おっしゃった。そしたら横にいらしたこの本の編集者で世にも名高い名編集者の松田素子さんが「編集者として言わせてもらえば、これは最初で最後ということよ。だって、最初の旅は人生で一度きりしかないでしょ」と。これまた趣深いお言葉。さらに、わたしが読んでいて感心した、ポーテッジと呼ばれる湖と湖の間の陸路をまずカヤックに積んであった荷物を次の湖の岸辺まで運び、戻って次にカヤックを担いで運ぶということをしながら、水路を選んで旅されたことで、その荷物を運び、戻ってまたという労に対して、大変でしたのにと言うと、「荷物を置いて、カヤックを取りに戻る時は手ぶらですから、あたりを眺めながら歩けて、いいんですよ」なんておっしゃる。わたしは、このことに深く感銘を受けてしまったのですね。人がいってみれば、徒労にも思えてしまうときを自然を享受する美しいときに変えてしまう術を彼は体得している。なんか、この話を聞けたことだけでもわたしはここに来てよかったと思いました。つい、わたしなど、なにかに待たされて、時間を損した気になってしまう。もしかすると、なにかが美しくそこにある。それを受け取れるか否かは、自分次第なのでしょう。
大竹英洋さん。ありがとうございました。大竹さんは福音館書店のたくさんのふしぎなど月刊誌を数冊出されています。
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{C3492979-C0B6-4213-B97B-83A6BAC8F2CF}そのなかの『ノースウッズの森で』はハードカバーで刊行されていますし、月刊誌もまだ入手可能なものもありますし、図書館ならバックナンバーも揃っていると思われますので、機会があればご覧ください。そして、読めばノースウッズの森の旅に出かけられる『そしてぼくは旅に出た。』あすなろ書房もどうぞ!

きいろいバケツ

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きつねのこシリーズの作者森山京さんの訃報に触れ、心からお悔やみ申し上げ、ご冥福をお祈りいたします。
森山京さんの童話『きいろいばけつ』はとても好きな童話です。子どものときのスンとする気持ち描いてくださっていて、思い出して切なくなる。
子どもって、大人や友だちがなにげなく言った言葉を信じて、それを約束とか、目標にして、純真に守る。その約束を守り、目標を達成して得る成果よりもそのことを守り、達成するために行なった行動と思いこそが宝物ということを教えてくれながら、やさしいお話でほっとさせてくれます。ほかの子はみんな自分のバケツをもっていて、きつねの子だけ持っていない。そんなとき
きつねの子は、橋のたもとで、新しいきいろいバケツが落ちているのを見つけます。あたりを見回しても持ち主はいません。名前も書いてありません。友だちのうさぎやくまのこに見せると、だれも取りに来なければ、きつねの子がもらってもいいのではと言います。どれくらいだったらいいだろうと考え、みんなで1週間と決めます。そして、きつねの子のばけつを見守る1週間が始まります。きつねの子が、どんなにばけつを宝物のように思っているか、とてもいじらしいのです。
1週間経った次の月曜日、果たしてきいろいばけつはいかに?そのラストの描き方、きつねの子のつぶやき。みごとです。
このシリーズは、子どもゆえのもどかしさや歯がゆさなどが表現されながら、きつねの子が成長して、少しずつしあわせをつかんでいく様が描かれています。子どもたちはもちろん、大人の方にもおすすめします。

小林豊さん講演会

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日にちも迫ってのお知らせで恐縮ですが、ちいさいおうちでは、毎年恒例の子どもの本に
関わるプロの方を講師にお招きして、講演会を開催しています。今年は、絵本作家 小林豊さんです。小林さんは、世界を旅して、特に1990年代に旅したアフガニスタンで出会った人、子どものことを描いた『せかいいちうつくしいぼくの村』は戦争のさなかでは、ありますが、日々の生活を守り、賢明に生きる人々や子どもたちを描き、その物語は小学四年国語の教科書にも掲載されています。
小林さんが世界の各地を旅され、そこで出会った人々の日常を絵本にしてわたしたちに届けてくださっています。その旅して出会った場所、人のことをお話ししてくださいます。とても貴重なことですので、ぜひご参加ください。チラシも添付しておきます。なんと今度の土曜日12月2日14時〜岡崎市民会館リハーサル室です!
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