なんと、元近鉄バファローズの佐野茂樹投手のイベントに呼ばれることになりました。
指定された会場がこちらのお店ということで入ってみると、なんと本当に庶民的な雰囲気の居酒屋に佐野さんがいらっしゃって、「まじかよ」と思わず心の中でつぶやいてしまいました。

しかし、その後の時間はまさに夢のようなものでした。
ほとんどの時間を佐野さんと野球談義に費やし、現役時代の話や、今なお続く情熱を聞くことができたのは一生の思い出です。

そして、そんな貴重な時間を支えてくれたのが、この居酒屋の料理たち。どれも気取らず、どこか懐かしい味わいで、話に花を咲かせるのにぴったりなメニューばかりでした。
お刺身の鮮度は抜群で、揚げ物も衣が軽くてサクサク。どれをとっても「ちゃんとしてる」と思える丁寧な仕事ぶりが感じられました。
しかも、この土地の相場から考えても、お酒もおつまみも驚くほどリーズナブルで、思わず「安すぎるだろう」と声に出してしまうほどでした。

特に印象に残ったのはチャーハン。
しっとり系で、まるで町中華のような優しい味わい。看板メニューにしてもいいほど美味しく、食べながら心が落ち着いていくような一皿でした。

この日の料理はどれも、佐野茂樹さんという“漢”の話を聞くにはこれ以上ない脇役たち。
どんな高級料理でも、どんなチェーン店でも出せない「温度」と「空気感」が、このお店にはありました。

「このお店でよかった。このお店だからよかった。」
そう思える夜であり、改めてまた一人でふらりと訪れて、静かに酒を飲みたいと思えるような、素晴らしい居酒屋さんでした。