この前、仲間であり親友であり兄貴でもあるバンドマンのJFと、
二人でしこたま飲みながら話したんだけど、
やっぱり今の時代はファンビジネスをやるしかないよねっていう話になった。
彼自身も「JR」というバンドを一人でやっていて、
地方を回ってはファンを作り、土日も平日も関係なくライブをやってる。
僕自身はさすがにそこまでは今できていないけど、
彼の話を聞いていて、本当にその通りだなと思った。
彼が言ってたのは、
「自分のファン、自分のことを好きでいてくれる人を作ること。
自分を中心にコミュニティみたいな場所を作ると、
そこに人が集まって、自然とお金が回る」っていうこと。
たとえばバンドだったら、その場にあるハイボールでもグッズでも、
ファンがいれば全部が価値になる。
TシャツだってGUに売ってるものでも着れるけど、
好きなバンドのロゴが入ってたら、それを着たいじゃない?
たとえばYOSHIKIさんだってそう。
俺自身、AIを使えばX JAPANみたいな曲は作れるけど、
でもYOSHIKIさんが目の前でピアノ弾いてくれたら、それだけで泣ける。
そこに“人”がいるだけで価値が生まれる。
その本質がファンビジネスなんだと思う。
僕自身もその流れに導かれるように、
今「えびな会」という交流会の中で、
ひとつの支部を立ち上げる話が進んでいる。
これは、ゆるいビジネス交流会みたいなもので、
自己紹介して、飲み放題があって、ご飯のコースがついて、
みんなでワイワイやるという、すごくシンプルなもの。
ただ、僕はその運営・マネタイズ側に回る予定だ。
きっかけは、自分の会社が“インドアもアウトドアもできる音楽会社”で、
唯一「場所がない」っていうことに気づいたこと。
ライブをやりたい、音楽好きな人を集めたい、
でも自分の場所がない。
それを補うために“場”を作る流れになった。
運が良いことにちょうど良い店も見つかって、
しかも交流会のノウハウを持っている人たちの協力も得られる。
だから「音楽ができるえびな会」として人を集める構想が、
来年の早い段階で形になりそう。
AIでも音楽は作れる。
それっぽいことも簡単にできる。
でも、「自分の手で音楽をやりたい」って人はまだまだたくさんいる。
大学の頃に音楽をやめちゃった人、
子育てが終わってもう一度歌いたい人、
ギターをもう一回触りたい人。
そういう人たちが、今また音楽をやりたい気持ちになってる。
でも仲間がいなかったり、何から始めたらいいか分からない。
そういう時に、プロの知見を持った人が手を差し伸べる。
そこに仕事が生まれて、マネタイズも生まれる。
そして、人が集まり、ファンが生まれる。
僕は最初、自分の場所が欲しいという軽い気持ちで動いたけど、
冷静に見て、今の時代においてすごく良い流れだったなと思ってる。
もしかしたら今後は、
“音楽をやりたい人たちを目の前でサポートするビジネス”に
自分の仕事が自然と変わっていくかもしれない。
AIがさらに進化して、
もし“自動で働くAI”が主流になったらどうなるんだろう。
人が仕事を失っても、人そのものを削減するなんて倫理的にできない。
となると、おそらくベーシックインカムのような形で、
最低限の生活を支える社会になると思う。
そうなると、みんなの「遊び方」に価値が生まれる。
バンドのビジネスもそこに通じる。
もう一度ギターを弾いたり、歌ったりする人が増えたら、
その分、リアルな音楽にお金が流れる。
映画やアニメ、音楽などのデジタルコンテンツはAIが作る時代になるけど、
アナログの遊び——たとえば野球、サッカー、釣り、飲み、料理、コーヒー。
そういう“人の手と時間”でできるものが、価値を取り戻していく。
この辺りに、時代の転換点とチャンスがあると思う。
ファンを作ること、人を集めること、場所を作ること。
これが次の時代の「生き方」なんだと思う。