池袋での仕事帰り、その強烈な名前を耳にしたその日に、私は強い引力に引き寄せられるように、20時30分頃、10人ほどの列に並んでいました。 食券は列に並び終え、店内に入る際に購入するスタイルです。

Kindleの読み放題で梶原一騎の『柔道一直線』を読んでいると、親切な店員さんに呼ばれ、食券機へ。5,000円札もその親切な彼が両替してくれて、大変ありがたく、豚ラーメンの小をいただきました。店内は大変狭く、たまたま給水機の隣だったのはラッキーでしたが、次回からはちゃんと飲み物を調達しておいた方が良いでしょう。

ラーメンは比較的早めに提供され、アブラマシヤサイスクナメ。にんにくやカエシは卓上で調達するスタイルです。スープは乳化でトロトロの豚ポタージュタイプ。多めの脂は甘みが強く、大変美味しい。野菜は熱々ですが水分量が多く、スープを薄めてしまっていました。これであれば野菜は少なめで良いかもしれません。最大の特徴のほぐし豚は脂分が少ないですが、正肉の美味しさがしっかりとあり、大変美味しい。麺は二郎ほどではないですが、ごわっとした感じで美味しい。

実はベースが優しい感じの味わいで少しパンチが欠けるのですが、評価を爆上げしたのは卓上の煮干し粉です。これをかけると強烈な旨みがブレンドされ、ジャンク感がパワーアップ。もちろんニンニクも入れて食べるのはそうなのですが、しっかりと煮込まれた豚とのダブルパンチで、青葉ではないですが超強力なダブルスープの完成です。

卓上のカエシもニンニクも自由に入れられるので、元々完成度の高いベーシックな乳化スープを自分好みに仕上げていくという、誰しもが美味しく食べられる工夫が素晴らしい。ほぐし豚と脂は生卵に浸して食べるのも超美味しい!

インスパイア系にして並ぶ理由も超納得の一杯です。