前までに書いてきた通り、ある程度以上の機材を持っている私が言うのもなんだが

ちょっと疑問に思う人達がいるにはいる。


社会的に逃げに走る意味で音楽にやってきて高額機材を買い、安い機材を否定したりする人達である。

まあ私もそういう側面もありにはあったのだが、

大体がライブも音源も出さずに言い訳がましいような事を言うのだ。


誤解を招くといけないので、もちろんギターをコレクターしてる方などを刺す言葉ではなく、音楽をやるとかギターを仕事にするとか言いながらそのような事をする人のことだ。


昔の私も似たような側面もあったため言うのだが、やっぱりギターはどんな安物でも良い、そして最低限の音が出れば良い。

そんな状態でもステージに立ったやつが、音を出したやつがやっぱり偉いんだと思う。


最初からしっかり機材を整えてやると上手くなるというのはたぶんそうで正しいんだけど

安いギターやエフェクターを使ったり、喫茶店のようなライブハウスやぶっ壊れそうなアンプ、ショッピングモールでの演奏などでわかるようなこともたくさんある。


例えば私は20000円くらいのBOSSのgt-1という機材を持っていて、カバン一つで入りたいような現場には使うが、

これをジャズコーラスという定番も含め、トランジスタアンプにリターン刺しすると

超リアルなギターサウンドではないけど、ギターの高い安いを選ばないめちゃくちゃかっこいい音が出るとか、そういう知識を持っている。

いい音なのか使える音なのかというのも大切で使える音が出るとライブやレコーディングをしっかり乗り切ったりもできる。


またハイエンド機材でも知識がないと使いこなせないことは多い。

例えば極論で1959のストラトキャスターでジェントのような音楽をやろうとしてもなかなかに難しいだろう。


どういうギターをどういう機材に通し、どう接続するのか?

世の中にはどういうアンプがあって誰が使ってどのような音を出しているのか?

その時のつまみやエフェクターの状態、またギタリストが使っているギターはどのようなギターなのか?

私も勉強不足ではあるが、このような事が重なり音作りも演奏もできると確信がある。


何よりもこのような事を口酸っぱく言ってやりたいのが高校生くらいの自分に対してである。