とある夏のさがり

 

古い友人たちと思いきり飲んで騒いだ。

 

人はみんな孤独だ

知り合い、そして誰もが人と人の間で営むのだけど、それでもロンリーを感じるそんな時もあり、孤独の中でも自分との闘いを続けるのだ

 

しかし仲間がいる、俺は一人じゃない

そういう飲み会だった、所属や年収、移り行く時代の中、変わる自分を

ただ俺である事でよしとする友達がこの世にいてくれる幸せを噛みしめずにはいられない。

お金の大切さ、そしてその力を痛感する日々ではあるけど、同時にお金で買えないものがある事をたまにジーンと感じさせてくれる、その一つが仲間ってやつだ。

 

舞台は、俺の町田時代

原っぱで喫煙したりギターを弾いた友達が

焼き鳥食べたいべっていうので、

いくつか候補を出した中、俺がサラリーマン時代によく行ったかね将に決まった。

 

 

 

かね将、実は5年くらいは大崎に勤めていたので

会社の飲兵衛のネットワークから自然と知り、

そして何かと集まるようになった。

飲兵衛は夏の虫に似てる。

大人が集まる集団には必ずいて酒場などを媒体に人間関係が広がる。

 

 

かね将といえばハイサワーが名物で

焼酎の割りものなのでガツンと来る

 

 

かね将の名物はトマト煮込み

ちょうどオーストリアのグヤーシュのような感じで肉と芋がトマトと一緒に溶け込んでて

まさにここでしか食べれないプレミアムな逸品である

 

 

まぐろのブツのようなものも最高である

寿司屋のつまみではないけど、ゴロゴロとぶつ切りにされたまぐろは鮮度満点

ハイサワーが進む

そして立場や職の全く異なる

それでいて同級生の4人の身の上話はどれも興味深く、夢中で酒を食らう。

 

 

やっぱりもつ焼き

かね将はもつ焼き屋さんだからね

分厚い肉がまるでステーキである。

大好物のかしらをからしつけて食べるのが最高に美味しいよね。

 

 

つくねも食べる

焼き鳥屋さんに行きたいという仲間の要望もあった

一応つくねや焼き鳥もあるので、かね将は選ばれたので

 

 

やっぱり大衆酒場にホッピーあり

べろべろです

このあとにもいろいろと行ったけど

 

最近大衆酒場はふえた

しかし吉田類や各種インフルエンサーの影響で

ビジネスとしてやっているようなチェーン大衆酒場が多く、こういった本物の大衆酒場に行く機会はもっぱら減った。

しかしかね将は飲んでる、場が出す不思議な結界のような雰囲気。

外でタバコを吸ってる時に感じる

街と汗と酒が混じったような匂いも含めて格別である。

 

出会いと友情、そして粋な時間を演出してくれた全てに感謝としか言いようがない。