年に一回か二回くらいノムさん本を異様に読みたくなり
何冊も連続して読んでしまうことがある。
Kindle読み放題で読めるので、一番よく読むのは運の正体という本だ。
最近自分も幸運を感じるので、非常にタイムリーな話題ということもあって
ノムさんという偉人に運のことを聞いてみるのもいいかなと思った。
ノムさんは弟子である田中将大投手のように運がいいと呼ばれている選手が野球の世界にもいると語る。
ノムさん曰く、田中将大投手を見ていると普段の行いがよく、野球に対してきちんとしたプロセスを踏んでいるからこそ、大切な場面で運を呼び込むことができたという。
また同じ力を持っていても、チャンスを掴める人とそうでない人がいるとノムさんは言う。
これもノムさん本定番の話なのだが、ノムさんがテスト生で入団して二軍で頑張っていた頃、一軍のハワイキャンプに帯同するチャンスを得た。
その時にたまたま一番手の捕手が怪我をした際、
二番手の捕手は飲んだくれて遊んでおり、試合に出れる状態ではなかった。
そこでハワイキャンプでも遊ばずに頑張っていたノムさんにチャンスが回ってくる。
これは一般的に幸運というのだけど、ノムさんは言う。
「そのとき準備ができているかがチャンスを掴めるかにかかっている。」
たしかに二番手の方は試合に出る準備ができておらず、ノムさんは出来ていた。
運というのも考察してみるとなるほどと思えるものだ。
準備の大切さ、改めてノムさんに言われると身が締まりますな。
最後にノムさん本にはよく出てくる感性の話。
ノムさんは鈍感は罪とよく言っていて
ノムさん曰く、普段から知性を磨く努力をして、人生経験を重ねて、様々な事を経験した感性がないと、世の中で経験する万物の中からチャンスだなと思うものに気づかない。
だから運が悪いということに結果的になってしまうというような事を言ってた。
俺個人の考え方を足すと
感性の多くは国語力、単語力によるものだと思っている。
世の中の万物に触れて生きていく中で、自分が感じるセンチメントは頭の中で言葉にしてみて初めて自分の中で解釈できる。
その数が多ければ多いほど、深みのある話ができるし、今目の前で起こっていることを解釈して、人に説明したり、整理をして問題解決にあたれる。
これは人間の特権であって、この能力が低い人は動物に近いと思っている。
自分のセンチメントはなんとなくモヤモヤして、解決できずにいつまでも同じところにいる。
結局世の中の事も何も知らないわけだからチャンスや今来てる!ってものも捉えようがないではないかと思う。
またこれはノムさんと違うのは
上記の国語力、単語力があった上であれば、俺は鈍感の方がいいと思う。
日本人は他者からの評価を気にしすぎて動けない人が多いから
俺は俺だよ、たとえ誰に嫌われても、俺は変えないよ
そういう鈍感さなら必要と思う。
さて長くなったが、以上読書感想文でした。
ノムさん、心の底から尊敬しています。