s48/10井伊直弼 独座観念の人 古田紹欽 | wabicyaのブログ

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極侘数寄を目指しています。

侘数寄は心強く大胆にあらねば、道具万ず不如意なる程に、世に有る人と交われば、心劣りせられて肩身つまりて、自ずから茶湯にうとむもの也といいて、ただ胸の覚悟第一ならん(長闇堂記)

井伊直弼について、古田紹欽氏が語っていらっしゃいます。



 

独座観念の人として。

 

古田紹欽氏も、井伊直弼に心酔していた様で、全く同感出来て嬉しいですね♪

 

有名な独座観念の一文には深く感銘を受けます。

 

清書本では「独座観念」と題された一文ですが、草稿段階では「余剰残心ノ事」されていた様です。



 

私の過去の記事にも全部を記載してありますのでご興味ある方はそちらをどうぞ。

 

 

 

 

追加

何度も言いますが、稽古茶事や料亭主催で茶事が終わってから、みんなで後片付けしてコーヒーを飲んだり、会計を済ませたりする様な茶事では、この余情残心、独座観念の意味を体感するのは程遠いでしょう。。

本当の茶事を自分ですると、茶の湯の進むべき道が見えてきますね。その際のお客様は、出来れば常の社中では無い人、他流の人の方が良いです。そして一客一亭で行えれば、きっと生涯忘れられない思い出深い茶事になると思います。