病気がわかってからここにきってやっと
とても穏やかな落ち着いた時間を過ごせている母。
痛みのコントロールも
傾眠がちなところのコントロールも
吐き気も
薬疹の痒みも…
全てがやっとかっちりハマって穏やかな時間のためのコントロールがついたようだ。
ホルモン療法の注射の効果もあってか
今にも張り裂けそうだった胸の状況も落ち着き
レスキューも1日何回かでアンダーコントロール。
食べたいものも食べられるようになり
日中は時々買い物にも出たり、お茶をしに出かけられるようにもなった。
こんな当たり前だった時間がまた戻ってくるとは思わなかった
突然の宣告から一気に症状が次から次へと続き
日に日に弱っていく母の姿が
怖くてたまらなかった。
あれ食べたいなぁーといって、楽しそうにスーパーを歩く姿がまた見られるなんて思わなかったし、思えなかった。
本当におかげさまで…
抗がん剤が第一選択と言われてから、副作用で苦しむのが嫌だと言う母の気持ちを尊重し、
抗がん剤は選択しなかった
きっと標準治療からは外れてしまうのかもしれないが、この穏やかな楽しそうな母の姿が見られて、家族としては間違っていなかった選択だと思いたい
どうか
この時間が少しでも長く続きますように。