ココにいていいんだって教えてくれたから。 | ぞうに憧れたやどかりの話。

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切り取って、切り取って、いつか唯一無二のパズルが完成することを願って。
10代で始めたブログ。気がついたら20代半ば。


1月半ばにじゅんくんと一緒に暮らしていけないことになり、じゅんくんとの暮らし、慣れた職場、好きになった東京、毎日確実にいられる日数が減っていくことに何とも言い難い切なさを感じながら過ごした2月。でも、1月の終わりに職場で辞めさせてくださいと話した日を最後に泣くことはなかったから自分の運命を受け容れ始めていたのかな。


泣かない代わりに心の隙間を無意識に埋めようとしていたのか、家にいる間は何かを口につめていたい衝動に駆られ、太ってしまったけど、まぁまぁまぁ。どうどうどうみたいなテンション。


この1.2ヵ月で本当に色々なことを知り、感じ、思ったこと。


人によって心が貧しくなる瞬間もあった。


でも豊かにしてくれるのもまた人だった。


このことを身に染みて実感した。



わずかな東京生活を満喫しなきゃ!ひとりでも色々な所行ってみなきゃ!と思っていたけど、


機会に恵まれて、だれかと東京の街を散策することができた。


用事で東京に来てたお姉ちゃんが声をかけてくれて、表参道を歩いたり、


じゅんくんと下北沢に行ったり、


いちばん好きになった吉祥寺にもやっぱり行って、


それからそれからわたしの中ですごく心に残った出来事。


アメブロで知り合った子と池袋で会うことができた。7年越しの初めまして。会う前こそ緊張したけど、その子の顔を見たら緊張してたことも忘れてた。気遣いができる子って知ってるつもりだったけど、本当に心配りのできる子で一緒にいればいるだけ、楽しいと大好きが積もっていくかんじ!


その子と遊んだ日から心が上向きになったことが自分の中ではっきりわかった。


そして2月最終日は東京でのお仕事の最終日でもあり、今までの職場も辞める実感湧かなかったけど、やっぱり今回も湧かないな〜と思いながら


普段どおりに勤めて


退勤する時間になったら、一緒に働いてる方々が円になって集まってくださっていて


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プレゼントと色紙を頂きました。


その日お休みだったにもかかわらず、わざわざ駆けつけてくださる人もいたり、


寂しいって泣いてくださる人もいて、自分との別れを涙という目に見える形で惜しまれるのはじゅんくん以外で初めてだったから


なんで私なんかのために泣いてくれるんだろうという驚きが率直な気持ちだったけど


自分はこの職場の一員になれていたんだと嬉しさと背中を押していただいたような気持ちに。


じゅんくんとべつべつに暮らすという意味でなく、お別れすることに決まってから、どんな顔して残り1ヵ月をワンルームという限られた空間で一緒に暮らしていけばいいのかわからなくなって


今まで何も考えなくてもできてたじゅんくんと暮らすという普通なことが普通でなくなって


彼と別れることになり、他に東京で住む場所がないので…と情けない話だけど素直に話して、すぐに辞めさせてもらうことを考えた時もあった。


でもそうしたら自分の中で逃げた思い出になるのは確実だったし、じゅんくんとわたしは不仲になって別れるわけではないのに第三者に憶測をたてられるのはたまらないなと思った。例え、それが自分の知らない所でだったとしても。


だからやり切ろう、尻尾まいて逃げるのは結果的に自分をもっと窮地に追いやるだけだと思う考えが最後の後押しになってくれたけど


世界はわたしを中心に回ってるわけではないから、自分の意地が実現できたのも職場の方々があと1ヵ月でという勝手な申し出を受け容れてくださったからだし、じゅんくんがやり切ってほしい。それで少しでも自信をつけてほしい。と背中を押して、2月中も住まわせてくれたから。


周りの人あっての自分だなぁと本当に強く感じた日々でした。