こんばんは。
今日は歌舞伎座、そして国立劇場の千穐楽。
おめでとうございます
今このような状況で劇場を開けるということは、役者の皆さんにとっても、関係者の方々にとっても本当に大変な事だと思います。
でも。
こういう世の中だからこそ、歌舞伎を必要としている人もいて。
こういう時期だからこそ、歌舞伎を観に行ってみようという人もいて。
こういうタイミングだからこそ、歌舞伎を知りたいという人もいたりして。
私はこれまでのように頻繁には観にいけないけれど。
観に行った方がsnsに書いている感想を読んだり、歌舞伎オンデマンドを見たり、歌舞伎夜話や紀尾井町夜話を聞いたり…。
また違った形で楽しんでいます
そんな中、今月は久しぶりに歌舞伎座へ行けて本当に嬉しかったなぁ♪
やっぱり。
好きな席から好きな役者さんを好きなタイミングで眺められるって…生ならではですよね
しかも客席の反応を感じられたり、劇場の空気感を共有できるのも、また生で見る魅力の一つかな、と。
そして、私が見に行ったあの日は代役の方々(中村歌女之丞さん、中村京蔵さん、澤村國久さん)が立たれた1日目だったのですが。
何だか、本当にすごいなーと感動しまして。
すぐにこの本↑をポチッとした次第です。
本の中で筆者の関容子さんが…。
「さて横道にそれたが、『三日御定法』という言葉は代役をつとめる人への礼儀の意味でよく使われる。咄嗟に代って、一日目は何とか芝居に穴をあけないのが精一杯。二日目で少し調子がつかめる。三日目でやっとその役者らしい演じ方ができる。だから一日だけ休演して、明日からもう出られます、では代役の人に対して失礼に当る、というわけだ。」
と書かれていて。
いやはや、驚きました。
だって…代役一日目にあれだけ素晴らしい舞台を見せてもらえたんですから!
それにしても…。
ここでいう[名脇役]の方々のお話がものすごく面白くて…。
『虹の脇役』も買っちゃいました
歌舞伎の世界に入ったきっかけや辛かった時代のこと、国立劇場の歌舞伎俳優養成制度のことや師匠のこと等々。
皆さん、それぞれにストーリーがあって。
ますます、興味惹かれてしまいました
読んでいると昭和の風景がなーんとなくセピアな中に浮かんでくるのもまた、いいな、と。
長くなってしまいましたが…。
二月も無事に幕が開きますように。
ではではでは。