こんにちは。
皆さんにとってはどんな1年でしたか?
年が明け、新型コロナウイルスの感染が広がる地域では緊急事態宣言が出され。
東京は再発令されてから、一週間が過ぎました。
この状況の中で出産を控えている人の中には、不安や心配を抱えている方も多いと思います。
妊娠中はただでさえメンタルが弱っていたりするのに。
入院したら面会も出来ないなんて…寂しいし不安だし大丈夫かな。
と、私も思っていました。
でも、個人的にはそこまで徹底されている事に安心感や有難さを感じると共に。
入院してみると、寂しさを感じる事はほぼありませんでした
いや、感じる余裕がなかっただけかもしれません…。
以下、私が経験し、個人的に思った事をつらつら連ねます。
まず、私がお世話になった病院は、家族の立ち会い禁止、面会禁止、産科のフロアへの立ち入りが禁止、となっていて。(検診の際も付き添いはなしでした)
入院時に病棟で「行ってきます」と別れた後、次に会えたのは手術前。
と言っても感染予防の為、手術室に向かう際のエレベーターホールで、距離をとりながら一言二言交わすくらいでした。
その後、術中に万が一何かあるといけないので(経腟分娩の場合も)、子供が産まれるまで家族は待合所のような場所で待機をする事に(1人のみ)。
なので、出産後にもエレベーターホールで会う事は出来まして。
ストレッチャーに横たわり麻酔が切れたばかりでまだフワフワとした状態の中、「お疲れ様」と声をかけてもらった事をうっすらと覚えています。
また、私に会う前には、赤ちゃんが同じルートを通り新生児室に運ばれるので、その際に…家族は我が子と面会出来たようです。
勿論触れる事は出来ないので…保育器のガラス?プラスチック越しに我が子と対面し、写真撮影となりました
一方私は…術後は横になってるだけでもお腹が痛くて。
子宮を切って、お腹も切って、その痛みかと思いきや…それは麻酔でなんとかしてくれているとのこと。
でも、出産で大きくなった子宮が元に戻ろうとする子宮収縮の痛み(後陣痛)は麻酔で調整する事が出来ないそうで。
更にはこの収縮状態を確認する為に助産師さんがお腹をぐいぐいっと押すのですが、それがまたビックリするくらい痛くて
私、痛みに強い方ですが、思わず「ぐぐぐっ…痛い…」と、声にもならない声をあげていました。
帝王切開と経腟分娩、両方経験した友人に聞くと…経腟分娩は出産するまでが、帝王切開は出産してからが痛みのピークだそうで。
どちらも痛い事にはかわりない、と。
さて、話は戻りまして。
そんな痛みがあるうちは頭の中に「寂しい」なんて考える隙間もなく。
痛みが和らいだ後は授乳やミルクでそれどころじゃなかったな、と。
以前にも書いたように、私の場合は前搾→吸わせる練習→ミルクをあげる→後搾と言った感じで、寝る事もままならなかったので。
空いた時間は寝る事を最優先。
なので、面会する時間があるなら寝ていたい…と思ったかもしれませんw(なので授乳がスムーズな人だったら面会したいと思える余裕があるのかもしれません)
逆に、ミルクの時間に家族が来てくれたら代わってもらえる!と思えたのかなぁ…。(ま、それも人それぞれ、ですね。)
大好きなテレビも、手術後は一切見る事がありませんでした
(前半は笑ったら傷口に激痛が走りそうで怖かったからw後半は時間の余裕がなかったから)
不安に関しては、育児に関するものは全て助産師さんに聞けましたし。
感染対策も徹底していた分、そのあたりに不安を感じることもありませんでした。(これは病院によりけりですが)
また、コロナに感染した場合は帝王切開になる事を告げられ、不安になっているという方。
まず、コロナに感染した場合に帝王切開になる理由については…。
・陽性妊婦の経腟分娩による新生児への明らかなデータはなく、帝王切開でも完全に防げるものではないけれど、産道を通過しない事で新生児への感染を殆ど回避できるというデータがある為。
・経腟分娩の経過中に母体の呼吸器症状の出現等々の憎悪が懸念され、その際に子供が胎内にいないことで迅速な治療に繋げられる為。
・経腟分娩では、分娩室での長時間での経過となり、医療従事者への感染の可能性が懸念される為。
(その病院での説明によると)と言った事が挙げられるようで。
なので、母子を守る為にも、医療従事者の方を守る為にもその選択となるようです。
私の場合は子宮筋腫の手術をしていた事もあり、元々帝王切開の予定だったのですが、それで良かったな、と思っています。
というのも。
予め出産予定日がわかるので、私も家族も心の準備が出来るし、入院準備等のスケジュールも組みやすい。
ポップな音楽が流れる室内には産科、麻酔科、新生児科の先生、看護師さんや助産師さんなど10人位の方がいて。
終始誰かが声をかけてくれ(麻酔が効いてるかの確認、緊張を和らげようとしてくれたのかと思います
)、色々会話が出来たので不安になる事もなく、穏やかに出産の瞬間を迎える事ができました
また、その病院では、出産後赤ちゃんと写真を撮れるようになっていたので携帯を預けていたのですが。
麻酔科の先生が、空いてる時間に沢山写真を撮ってくれまして。
色んな角度から撮って下さるその姿に思わず笑ってしまいました
血や傷口を見るの平気なタイプです、と伝えたら。
お腹を切った所から順に撮ってくれまして。
後からアルバムを見てみたら…。
お腹の中から赤ちゃんが出てくる様子が、臓器的なものも見え隠れしながら、しっかりと写されていました
臍の緒がどんな感じで、どういう風に繋がっていて。(結構太い事に驚きました!)
こんな風に産まれてくるのね、と。(手術中は胸の上あたりにシートが貼られ、下半身が見えないようになっているので写真ではっきり見る事ができて嬉しかったです)
生命の神秘をあらためて感じる事が出来ました。
また、術後も先生達が…。
「子供はどんどん大きくなるからね。特に新生児は毎日顔が違って見えるし、沢山写真を撮っておいた方がいいよ。僕も、もっと撮っておけば良かったなぁ。」
などなど色んな話をしてくれたので、今、毎日沢山写真を撮っています
痛みに関しては、麻酔の注射採血の時と同じくらいで。
麻酔が効いてからは痛みを感じる事はまったくありませんでした。
前述のように、私の場合(帝王切開の場合?)子宮収縮の痛みだけが本当に辛かったのですが、それも数日で楽になり、傷口も2週間程で違和感がなくなりました。(お腹の奥の鈍痛のようなものは暫く続きましたが…)
因みに、お腹を閉じる時、ぐいぐいっと引っ張られるような感覚があり、ちょっと気持ち悪くなりそうな旨を伝えたところ麻酔を追加してくれウツラウツラ気持ちよく過ごすことができました
気になっていた傷口は(横に切った場合)思ったより下の方で、もし万が一今後ビキニ
を着る事があっても…(それほど際どいものでなければ)見えないかな、と。
そんなわけで、帝王切開に関する不安も…杞憂に終わりました。
とはいえ、人によって術後の経過も違うでしょうし、メンタルの強さも違うでしょうし、痛みの感じ方も違うので…。
上記の内容はあくまで私の経験した結果でしかないのですが。
そんな事もあるのか、と。不安に思っている方の気持ちが少しでも楽になったらな、と
長くなってしまいましたが…。
これから出産を迎える方が、笑顔で心穏やかにその日を迎えられる事を願っています








