2020年3月11日。


あの日から9年。


ある人にとっては長く、ある人にとっては短く、またある人にとっては止まったまま…な月日の流れ。


沿岸部の街並みが、震災の前と全く同じように戻る事はないけれど。


でも、新たな町づくりへ向けて変化を遂げています。






陸前高田もその一つ。


高さ約12.5mの防潮堤が海沿いに建てられ。


今も、至る所で工事が行われていました。







新聞や各県の復興計画などによると、被災3県に計画された防潮堤は現在7割ほどが完成しているそうで。


岩手や宮城に関しては、震災から10年の2020年度内には復旧復興事業を完成させる予定とのこと。


宮城県では沿岸部の369箇所中、212箇所で工事が完了していて。


それは239.3kmのうち、116.8kmの工事が完了しているということだそうで。(R2.1月末)


つまり、5割ほどが完成しているということ。






被害が大きかった陸前高田では、海岸保全施設の完成箇所割合は去年の5月の時点で60%ほど、とのこと。







私が初めて陸前高田へ行ったのは14日の朝。


その時、目の前に広がっていた光景は今でもはっきりと覚えています。


それから1ヶ月程、陸前高田を中心に取材させていただきました。


3ヶ月、半年と月日が流れても景色が中々変わらないと思っていたのですが…。



(2014年)



瓦礫がなくなり。


嵩上げが行われ。


巨大なベルトコンベアもなくなり。


訪れるたびに、街並みはどんどん変化していました。







去年は道の駅高田松原が利用再開となり。(動画後半に出てくる建物)


以前の建物は震災遺構として残されて。(動画前半に出てくる建物)


海の反対側には、グリーンの芝が敷かれたコートなども作られているようでした。




復旧から再生、そして発展へ。


更には心の復興へ。




今、私にできること。


これからも考えていきたいと思います。