こんばんは。
先日観に行った歌舞伎座昼の部の「たぬき」が好きすぎて。
今週も仕事終わり、幕見で行ってきました
今月3回目w
前回は幕見の座席に余裕があったのに。
この日は…。
立ち見
それくらい沢山の方が観に来ていました!
大好きな演目を沢山の方が観ているって。
好きな事を共有できている気がして…なんだか嬉しいな、と。
やっぱりね。
見る度に色々発見だったり気がつく事があって面白いな、と
笑うポイントなどは毎回似ていても、客席の反応が全く同じ事なんて一度もないわけで。
同じように自分が反応する所も違ったりして、それがまた楽しかったりします。
大向こうの方の数や声かけの間合いによってもまた雰囲気変わってきますし。
そして。
彦三郎さんと笑也さんのやりとりも、以前とまた少し違っていて。
前回観たときは「次は大和屋さんの所作事だから拝見しないと…」的な事を仰っていたんですが。
この日は「夜は大和屋さんの白雪姫があるから是非拝見しないと…」的な事を仰っていて。
客席の笑いを誘っていました
中車さんの表情や演技も素敵で。
市蔵さんも素敵で。
あぁ。
今回も観てよかった
と歌舞伎座を満喫したあとは…。
清澄白河駅近くにある深川江戸資料館へ行ってきました
中へ入ると、名前の通り…江戸時代の深川佐賀町(現在の永代橋付近)の街並みを実物大で再現されていて。
1日の移り変わりを音と光で演出していて、朝日と共に鶏の声が聞こえたり、夕焼け空にはカラスが鳴いていたり。
屋根の上には猫がいて。
時折大きな声で鳴いたりしています
ボランティアの方から説明を受けながら、楽しそうに写真を撮っていました
個人的には…歌舞伎の演目を思い出しながら。
あの演目でこんな感じの風景出てきたな〜なんて考えるのがとっても楽しかったです♪
因みに、この写真は『たぬき』で児太郎さん演じるお染と彦三郎さん演じる蝶作が、火鉢を挟んで話しているところを思い出していましたw
後ろにあるタンスの引き出しをあけてみたものの、勿論お金の入った箱はありませんでした(観た方には伝わるハズ…)
で。
見学しているとボランティアの方々が、すごく丁寧に詳しく説明してくれまして。
それを聞くのがまた面白いんです♪
例えば、こちらの長屋。
左側の松次郎さんのお宅。
「松次郎さんは船宿の船頭なんです。だから家にはこういうものが置いてあるんですよ〜。家族は◯人で…。」
とか。
「於し津さんの職業は三味線の師匠で。玄関の扉を見るとそれがわかるんです。結婚してたんだけど、今は◯人暮らしなんですよね。だからあそこに◯◯があるでしょ?あと…猫を飼ってます。」
って。よーく見ると…。
猫がいるー!!
もうね、細部までこだわっていて。
自分だけで見ていたら絶対に気がつかないことばかりw
なので、ボランティアの方々の話を聞きながら歩いていくと色んな発見があって…大興奮
こちらは古裂れ(こぎれ)を天秤棒で担いでいるところ(隣にいるのはボランティアの方)
当時は着物を仕立て直した時に出た端切れを売っていたそうで。
その模様をよーく見てみると…。
こちら!
「鎌」と「輪」と「ぬ」の文字を『かまわぬ』と絵文字にしたものが
こちらは、七代目市川團十郎さんが好んで舞台で着たのがはじまりだそうです。
さらにさらに…。
これは誰か分かりますか?
模様が格子…はい!そうです!
松本幸四郎さん!
「高麗屋格子(こうらいやごうし)」というそうで。
四代目松本幸四郎にゆかりのある格子柄なんだそうです。
さらにこちらは玉三郎格子というそうで。
「玉」の字に3本と6本の線が入り、玉三郎、と読むんだそうです
いやぁ、話を聞いているうちにテンション上がり。
気がつけば…1時間半位滞在していました
そして、興奮した後は古地図を見ながら…資料館を後にしてとあるところへ向かったのでした
この興奮…わかってくださるハズw
是非是非、足を運んでみてください♪
入り口には大鵬も
ということで。
江戸と深川を満喫した1日となりました。
資料館のあとどこへ向かったのかはまた後日改めて
ではではでは。