おはようございます。
朝から更新失礼します。
昨日は遅めに寝たのに、ちゃんたに腕枕をしてあたら…2時間位で痺れてきましてw
そこから目が覚めて、5時に起床
いつも通りの朝ごはんを既に済ませ、今に至ります。
さてさて。
今月の歌舞伎座。
いやぁ、何度も観たくなります
って事で先日の幕見に続き、昼の部行ってきました!
個人的に…。
最初の演目『たぬき』が好きなんですよね。
こちら昭和28年に初演された新作歌舞伎だそうで。
ざっくり内容をお伝えすると。
放蕩三昧だった主人公が急死するも火葬場で生き返り。
折角だから新たな人生を歩み出そうじゃないか、とある事を思いつくものの。
死んだ事により、周りの本心が見えてきて…。
と言った感じでしょうかw
人間の表と裏やその弱さ、などが描かれていて。
笑いも存分にあるけれど、どこか考えさせられる部分もありせつなくなる。
要所要所の台詞が胸にぐっとささるといいますか。
印象に残ります。
前回観たのは平成26年の八月納涼歌舞伎。
その時主役を演じた三津五郎さんは、当時の筋書きで「色々な要素のある辛口人情劇で好きな芝居」と語っていました。
そんな辛口人情劇の主役を今回務めるのが…。
市川中車さん
おかしみや悲しみなどの感情をすごく丁寧に、細やかに表現されているなぁ、と。
それは眉毛の動きなどの表情だったり、声音だったり。
どんどん惹き込まれて、気が付けばあっという間に時間が過ぎていました。(そして、『あんまと泥棒』がもう一度観たくなりましたw)
で、また…。
安定の市蔵さん
なんでしょうねぇ。
なんともいえない、あの感じ。
お役的に情感溢れるというわけではないのですが、言葉一つ一つに人情味のようなものが詰まってるような気がして。
それが市蔵さんのあのお声と相まって。
すごく素敵なんですよねぇ
そして今回、そんな市蔵さんとやりとりを交わす萬太郎さんも素敵だったな、と。
夜の部でも素敵だったんですが。
なんでしょ。
表情がとっても柔和で、明るくて若々しくて。
声もハリがあって。
また1人。好きな役者さんが増えました
そしてそして。
忘れちゃいけないのが、このお二人!
彦三郎さんと笑也さん
もうね、息ぴったりでした。
笑也さんは毎度の事ですが、本当に美しくて。
声も素敵ですし、首から肩にかけてのラインがすごく綺麗なんですよね。
彦三郎さんは相変わらずの素敵なお声に加えてすっごく表情豊かで。
それがもう、おかしくて
客席から何度も笑いが起きていましたw
お二人が驚いて、後退り?飛び跳ねる?所もタイミングピッタリで。
芝居茶屋の場面で…。
「大和屋さん所作事は見ないと〜」
と言ってその場を離れようとする笑也さんに対し。
「大和屋さんの『保名』はもう少し後ですよ!」
と返す彦三郎さんのやりとりも、個人的にツボでしたw(今回私が観た日は「たぬき」の後が「保名」)
そしてそして。
去年に引き続き阿古屋を演じてらっしゃる児太郎さん
『たぬき』では妾のお役で、艶っぽくて、可愛らしさもあり。
憂いがある感じや、芯の強い女性も似合うけど、こういうお役もなんだか素敵だな、と思いました。(夜の部も最高でしたが、それはまた改めて)
さらに、児太郎さん演じる妾の情夫役、坂東亀蔵さんもかっこよくて。
立役のイメージが強い弘太郎さんの女形も素朴で可愛らしくて、お似合いでした!
うー。
他の演目の事も書こうと思ったのに…。
『たぬき』だけで長々と書いてしまいました。
観れば観るほど面白くなり、そして好きになる
そんな魅力的な歌舞伎。
今月の昼の部も魅力いっぱいでした!
そうそう。
前回観た時。
最後の方で、息子役の勘太郎くん(当時:七緒八君)の姿を見つめ、涙する三津五郎さんがとっても印象的で。
ふと思い出しました。
当時3歳だった勘太郎君。
一月は歌舞伎座に出演するんですね!!
もうね、壽初春大歌舞伎のチラシを見たら…。
魅力的すぎて1人ニヤついてしまいましたw
好きな役者さんばかりで…垂涎、です
ではでは。
長くなってしまいましたがお付き合い頂き有難う御座いました。