こんばんは。
今朝はスタジオでatsushiさんと、2種のポタージュをご紹介しました

どちらもとっても簡単で美味しくて。
とってもオススメです

そして、スタジオを終えた後は…。
日本テレビのエスカレーターを下って目の前のところにある、大きな嵐の写真に見惚れ…。
電車で渋谷へ行ってきました。
ABKAI2019〜第一章 FINAL〜『SANEMORI』の公開舞台稽古を観るために

2013年に始まった海老蔵さんの自主公演。
今回で5回目となります。
《歌舞伎を縁遠く感じている若い世代の方々や、舞台を観る機会が少ない方々にも、気軽に足を運んで歌舞伎を楽しんで頂きたい》と企画され。
これまでは日本昔話や古事記など、多くの人に馴染みのある題材が扱われていましたが、今回は…古典歌舞伎

『源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)』より、『実盛物語』を主軸に、新たな歌舞伎の舞台を創り上げるということで。
ワクワク
する一方…どんな感じになるんだろう?

とも思っていたんですよね。
というのも。
4月に歌舞伎座で『実盛物語』が上演され、ものすごく感動、興奮したわけですが

この時、私が『実盛物語』を観るのは5回目くらいで。
最初に観た時は、人間関係や背景が中々整理出来なかったんですよね。(理解するのに人より時間がかかるタイプなので
)

とは言え、それも歌舞伎を観る楽しさと言いますか。
回数によって観るポイントや面白さが変化するのも魅力だと思うので、それもまたよし、なのですが

日本昔話などと違って、ベースに知識がない分、若い世代の方や歌舞伎に馴染みのない方はどう感じるのかな、なんて思っていたんです。
が…。
さすが海老蔵さん

「源平布引滝『実盛物語』が古典歌舞伎としてこれまで長く愛されてきた所以は、やはり物語の根底に流れる当時の日本人が持っていた信念や思いに多くの人が共感し感銘を受けてきたからではないかと思います。
『SANEMORI』では、その伝統をより多くの人にお楽しみいただけるよう、私なりに企画・演出をさせていただきました。」
とコメントしてらっしゃるように。
楽しくて、わかりやすい!!!
物語の内容的に《楽しい》と言ったら語弊があるかもしれませんが…。
個人的に作品の流れがわかりやすかったな、と。
そのわかりやすさの理由の1つとなっているのが…。
Snow Manの宮舘さんと、阿部さんの存在なのかな、と。
詳細はこれから観る方もいらっしゃると思うので省きますが…。
お二人が登場することで、物語が整理整頓されるといいますか。
前後がわかりやすくなるのかな、と思いました
(あくまで個人的な感想です)

そしてお2人。
キリッと凛々しく爽やかでカッコよかったです

あとは…。
『源平布引滝』は全五段からなっていて。
「平家物語」・「源平盛衰記」を素材にしているそうで。
歌舞伎でよく観るのは、そのうちの『義賢最期』(二段目)と『実盛物語』(三段目)。
今回はそこにもう少し物語がプラスされていることで。
あらすじが頭にすんなりと入ってくるのかな、と。
実はこの人は◯◯で。
こんな背景があって。
昔こんなことがあって、それが理由で今こうなってるんですよ。
みたいな事も、筋書きを追う事なく、舞台を観ればすーっと入ってくる。
ような気がします

なので。
歌舞伎に馴染みのない方でも、楽しめるのかなと。
とはいえ。
真っ新の状態よりは、物語の内容だけ頭に入れておいた方がより楽しめるとは思います!!
今回海老蔵さんは三役。
どれもカッコよくて素敵でした。
そして、同じく三役の児太郎さん。
いやぁ、ほんとに素敵。
特に小まん役が、とってもお似合いで。
芯の強さや時折見せる可愛らしさ、素敵な女性でした。
あとは個人的に、いつも魅入ってしまう方々…。
梅花さんと右若さん。
なんだかチャーミングで、目が離せないんですよね

右團次さんも九團次さんもカッコよかったです!(右團次さんの平馬がえりもすごかった!)
あとあと。
ABKAIでは…花道ではなく、客席の間を役者の方が歩く、立ち回る、それもまた魅力の一つ。
近くで観ることで、また新たな魅力を感じる事が出来るかもしれません。
『SANEMORI』は明日が初日。
25日までBunkamuraシアターコクーンで上演予定です

ではではでは。
あ。
11月28日に東京都内で開催予定の「スターウォーズ歌舞伎」。
こちらも楽しみですね!
応募の仕方や詳細等は、明日5日「スター・ウォーズ」公式サイト及び公式Twitterで発表される予定だそうです
