「初日前というのは独特の緊張感がありますよね。ラスベガスで大勝負をする時のような緊張感と言いますか…。勝つか負けるか…。多分…勝つでしょう笑」
と、心境を語って下さった猿之助さん
お二人の衣装について伺うと…。
「いやぁ、いつもと違いますからね。着方がわからないんですよねw彼は(隼人さん)は慣れてるでしょうけどw」
と話す猿之助さんに対し…。
「衣装がポスターと少し変わったんですよ。この辺とこの辺が…。」
と、後ろにあるポスターを見ながら丁寧に説明して下さった隼人さん
ポスターと比べて…違いわかりますか?
脚の部分等が違うとのことでしたが…この写真だとわかりにくいかもしれないですねf^_^;
そして多少変わったことによって…。
「より、動きにくくなりました笑」
と、隼人さん。
今日の公開舞台稽古は猿之助さんの小栗判官だったので…。
隼人さんの時にどうなっているのか…楽しみです
そして、見所について伺うと…。
「前回はスーパータンバリン。今回はこのスーパーリストバンド。これがねぇ、光るんですよ。最後お客様にも一緒に踊っていただいて…。その時には絶縁体を抜かないと光らないんですけどね。きちんと劇中で使い方の説明もしますから笑」
と、まずリストバンドのお話をされた猿之助さん
さらに…。
「そして、世の中増税しましたけど、このバンドはお値段1000円!普通だったらね、増税で1100円にするところ、これはお値段据え置きw今回はこれを沢山売るのが目標ですw」
とユーモアたっぷりに語ってくださいました。
実際、今日の公開舞台稽古では…。
その場面、客席にいたスタッフさん達は、前半は手拍子。
猿之助さんや隼人さんが登場してからは、座ったまま手を上下に動かしながら一緒に踊っていました
ただ…結構その上げ下げのスピードが早かったですw
2年前の新橋演舞場での舞台で怪我をされた猿之助さん。
その話になると…。
「忘れもしません、10月9日。細心の注意を払ってます。」
今回は光るリストバンドで足下照らせますねと聞かれると…。
「そうですね。こうやって…って、でもこの袖がねぇ、また長いんですよねぇ。もう一度やったら自己責任ですw」
と冗談を交え猿之助さんが話すと…。
「いやいや大丈夫ですw」とすかさず隼人さん
そんな隼人さんは見所について。
「客席の頭上に星空が浮かぶような演出もあり、場所によって見え方が違うんです。今までのスーパー歌舞伎にない仕上がりだと思います。」
とお話してくださいました
たしかに…天井いっぱいに広がる星空はとっても綺麗でした♪
その後に行われた舞台稽古は…。
もう、兎に角、舞台に夢中になりすぎて、あっという間に時間が過ぎていきました
鏡や照明がとても効果的に使われていて。
幻想的であったり、かっこよかったり、そして美しかったり。
今までとはまた一味違う魅力がありました。
まず、猿之助さんの登場がかっこよくて。
勿論それ以外の部分もかっこよくて。
魂こもった力強い台詞に…胸打たれました。
さらにはオープニングも映画のようでかっこよかったです。
一方、笑三郎さんや笑也さんはとっても美しくて。
常に見惚れてしまいました
地獄のシーンは以前行われた会見でも仰っていましたが…真っ白で。
その真っ白さが美しもあり、不気味でもあり。
今までの地獄のイメージとはまた一味も二味も違いました。
その地獄のシーンに登場する、浅野和之さん。
スーパー歌舞伎では、もうお馴染みですが…。
その後も何度か登場します。
その度に笑いが起きて…。
カメレオン俳優、と言いますか。
色んな役を色んな雰囲気で演じる事ができる浅野さん、最高です
あ、あと浅野さんの名古屋弁が心地よかったです♪
そしてそして。
右近君がとっても可愛かった〜
顔も声も可愛くて。
とっても伸びのある大きな声。
チョッパーの時も可愛かったですが、今回のお役も可愛さいっぱいでした
第三幕だったかと思うのですが…。
舞台いっぱいに広がる紅葉の下で新悟さんが猿之助さんの乗っている台車?を引っ張るシーンがありまして。
鏡に映し出される紅葉、映像で散っていく紅葉…。
それがもう、息をのむような…なんとも言えない美しさでした。
そして、美しいと言えば、新悟さんも忘れちゃいけません
真っ直ぐで優しくて明るくて、とっても健気なその姿に。
心が解れると言いますか、なんだか心洗われるような気持ちになりました
さらに。
今回の見所の一つ。
オグリと遊行上人を乗せた二頭の天馬が翔けていくわけですが。
客席左右同時両宙乗りは新橋演舞場初とのこと。
さらにさらに。
他のシーンでも馬が登場するんですが…。
それが、暴れ馬の鬼鹿毛。
歌舞伎に登場する馬とは全然違う…w
なんとも、現代的な…かっこいい馬でした!!
そうそう。
隼人さん演じる遊行上人は、とっても上品で気品と優しさに満ち溢れた感じで。
そんな隼人さんが演じるオグリも、また楽しみです!
因みに、「オグリ」の初演の時の筋書きを見ると、その時はお父様の錦之助さんが薬師如来を演じてらしたのですが。
その時のお顔にそっくりでした…
出演がない時は客席におりて、舞台を真剣な眼差しでチェックしていた猿之助さんと隼人さん。
幕間も休むことなく、スタッフの方と話していました。
さらに他の出演者の方々も、揚幕の横で、客席後方で…舞台を見つめてらっしゃいました。
公開舞台稽古が終了したのは22時半過ぎ。
いよいよ、初日を迎えます!!!
本番まで、少しでも皆さまがお休みできますように…。
長くなってしまいましたが、最後までお読みいただき有難うございました。