こんばんは。
少し時間が空いてしまったのですが、歌舞伎座昼の部の続き。
【勧進帳】について

この演目に出演されている海老蔵さん。
昨日はその舞台の前に麗禾ちゃんの会見がありましたが。
その会見、麗禾ちゃんを見つめるそのお顔がとっても優しくて。
その後更新された海老蔵さんのブログは、その時の嬉しいお気持ちが、沢山伝わってくるものでした

【勧進帳】で、武蔵坊弁慶をつとめる海老蔵さんからも、力強さや豪快さだけではなく、優しさといいますか。
剛だけではなく、柔も感じられるものがあり。
以前放送された「市川海老蔵に、ござりまする」の中で弁慶の役に関して…。
「今までは義経を死ぬ気で守る。力づくで守る。なんとかしても是が非でも力で乗り越えるという弁慶だった。
今、その裏に何があるのか、という事が出てきている。
力の根源に想いがあった上での力だったらいいんじゃないかな。
この人の為に、というのが乗り越える声になる。」
と話してらっしゃっていて。
その想いが…気持ちがあるから故、どこか優しさがこぼれでた弁慶だったのかな、と思いました。
最後、幕外の飛び六方はとても迫力があって。
力強くて。
客席からは大きな拍手が送られていました。
今月は海老蔵さんが弁慶。
そして、義経を菊之助さん。
富樫を松緑さんが演じていらして。
この配役は平成11年1月の浅草公会堂以来、20年ぶりとなるものだそうです。
菊之助さん演じる義経は、気品があり静の中にも強さを感じられて。
松緑さん演じる富樫は、凛としたその佇まいに威厳があり、声も素敵だな、と。
本当に…。
演目によってこんなにも印象が違うんだなぁ、と改めて思った今月。
是非、昼も夜も幕見でもう一度、それを感じてみたいなぁと思ったのでした

因みに…。
山形名産の青菜漬けで包んだ味噌おにぎりをあぶったおにぎりで。
味噌の香ばしい香りが口に広がって、美味しかったです♪
ただ…すごく大きくて。
これ1つでお腹いっぱいになりました

でも、この大きさが「弁慶おにぎり(弁慶めし)」の由来ともなっているようで。
弁慶の握りこぶしのように大きいから、とか。
義経一行が奥州平泉を目指す途中この地域を通ったそうで。
その際に地元の方が差し入れたのが味噌おむすびだったとか。
青菜で巻いたおにぎりが、袈裟で顔を覆った弁慶に似ているから。
などなど、名前の由来は諸説あるようです。
それにしても。
知らず知らずに義経一行が通ったと言われる地を訪れていたなんて…。
嬉しいな

とはいえ。
ちゃんと調べていれば、もっと所縁の土地をまわれたのに…と後悔もしています

なので。
次はしっかりと調べて、行きたいと思います♪
ではでは。
ちなみに、【勧進帳】に関してはコチラでどうぞ→THUNDER LESSON !