こんばんは。
今日は、「團菊祭五月大歌舞伎」(歌舞伎座)の『絵本牛若丸』七代目尾上丑之助初舞台で使用される、【祝幕】の発表会見に行ってきました

【祝幕】とは、通常黒・柿・萌葱の、定式幕が用いられるところに、今回のような初舞台や襲名披露の時に後援会やご贔屓の方から贈られる特別な引幕のこと。
それを今回は、あの、宮崎駿監督が手がけた、という事で!!
どんなものなのか…ワクワクドキドキ





まずは、鈴木敏夫さん(スタジオジブリ代表取締役プロデューサー)が…。
鈴)「ナウシカ」がご縁で(今年12月新橋演舞場)こういうことになりました(笑)。
まさか、菊之助さんの息子さんの和史くんの初舞台の祝幕を描くことになるとは…。
今日は「ナウシカ」についても色々お話ししたい事はあるんですが、喋るなと言われてるので(笑)、またの機会に。
と笑いを交えながらのご挨拶。
そして、大のジブリファンだという菊之助さんは…。
菊)新橋演舞場で新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」が行われるそのご縁でお願いさせていただく事になりました。
音羽屋にとっても和史にとっても果報なこと。
見せていただきましたが、とっても元気な躍動感溢れる作品だと感じました。
とニコニコご挨拶。
そして、ついについに、お披露目!
パネルに掛けられている布が引かれて…。
すると、今度はこの絵を見ながら鈴木さんが…。
鈴)仕事っていうのは、断っていい仕事と引き受けなきゃいけない仕事がある。
それを言うとね、この後ナウシカを上演する事になっているじゃないですか。
これは断れない(笑)ということで、宮崎に話ました。
(鈴木さんの言葉に胸をなで下ろす菊之助さんw)
鈴)そして、宮崎と相談しながら「今回の演目に弁慶は出てくるのかな?」って思ったけど、弁慶が出てこないと様にならないな、と。
弁慶と牛若丸は五条大橋で出会いますよね。
だから、演目と内容に多少の違いがあっても象徴的な絵としては、それがいいんじゃないかと。
すぐに、僕の目の前でラフを描きだしたんですよ。
弁慶って、色んなもの持っていて(7つ道具)、この絵には全部描いてありますけど。
「五条大橋に登場した時に弁慶は、(道具は)持っていない。」と、彼は自分の教養をひけらかしまして(笑)。
鈴木)でも、描いていくと、(何も持っていないと)様にならない。
そういう事で、物語とは違っていても、何を持っていたかが1つのポイントになるだろうから、と。
弁慶は7つ道具に何を持っていたのか調べて、この絵を描かせてもらった次第です。
出来上がって、和史くんに会ったら、びっくりしました。似てるんですよね。本当に

挨拶しにきてくれた時、和史くんは本当に可愛くて、元気で活発でした。
それを受けて菊之助さんは…。
断られなくてよかったなぁ、と(笑)嬉しく思っております。ナウシカのご縁をいただきまして、そのナウシカのご縁をいただくのもやはり難しい事だったと思うんです。
ですが、新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」をお許しいただきまして。
和史も私の影響を受けてか、ジブリ作品が大好きで。
私の一念でお願いしまして。
そうしたら鈴木さんが「わかった」と引き受けてくださいました。
お二人とも、冗談を交えながら。
終始ニコニコお話してくださいました

そして、ここで。
菊之助さんの口から…。
「ここに訂正とお詫びをさせていただきたいという気持ちでおります。」
と!!
⁈
その内容は…。
また後ほど!!