こんばんは。
今日は歌舞伎座夜の部へ。
杉山愛さんと行ってきました!
いやぁ…。
【盛綱陣屋】最高でした。
(勿論他の演目も最高でしたが…それはまた改めて)
私…うるっとしてたら。
愛さんは…涙が止まらなかったそうです。
というのも。
こちらの演目。
仁左衛門さんや雀右衛門さん、孝太郎さんに左團次さん、そして秀太郎さんなどなど。
重厚な役者さん達が揃う中で、勘太郎君と眞秀君も登場するのですが…。
まずは、勘太郎君が…スゴイんです!
今回勘太郎君が演じる役というのは、子役の中でも大役で。
台詞が多くて。
その台詞も、ただ言うわけではなく。
秀太郎さん演じる祖母とのやりとりの中でだったり。
広い舞台で1人動きながら喋ったり。
さらには…。
お父さんの為に、切腹し、自ら命を絶つわけなのですが。
そこから最期まで、と。
勘太郎君の見せ場が続くわけです。
最初は勘太郎君の登場に、客席からはあたたかな拍手や、「可愛いね」と言った声が聞こえていたものの。
弱々しい声が途切れ途切れに発せられ。
その悲しげな言葉に。
多くの方が目元を抑えていたり、鼻をすすったりと、涙しているようでした。
(私の席から見える範囲、ですが)
私もうるっときましたし。
杉山さんはうるうるーっと。涙止まらない状態。
子役の方の演技でこれほど客席が涙してるのは、私にとっては初めてのことかもしれません。
大竹しのぶさんのインスタグラムによると、勘太郎君、今回ご一緒する方とお芝居するのは初めてのことだそうで。
お父さんの勘九郎さんがいるわけでもなく。
七之助さんがいるわけでもなく。
とても不安そうだったそうです。
でも。
そんな不安もなんのその。
堂々と、しっかりと大役を演じきっていました。
とはいえ。
近くに仁左衛門さんがいて。
すぐ横には雀右衛門さんがいて、孝太郎さんがいて、秀太郎さんがいて…。
そんな中で演技するって、本当にすごい!凄すぎます!
私だったら嬉しくて、動けないだろうなぁ

さてさて。
眞秀君に関しては。
兎に角可愛いかったです

一人で堂々と登場し、花道で見得もきり。
先日国立劇場で拝見した時は、大っきくなったなぁと思ったりしたのですが。
今回、大人に一人混じって歩いてる姿を見たらまだまだ小さくて。
それでも、鎧姿でしっかりと歩いてる姿はとってもかっこよかったです。
表情もキリッとしていて。
くりくりっとした大きな目がキラキラっとしていて。
これからも、すごく楽しみだなぁ、と

一人ワクワク。
秀太郎さんや寺島しのぶさんのブログを見ると、お二人揃った写真が出ていて。
とてもほっこりします

あと。
個人的には…。
毎回思うんですけどね。
そういうお子さんたちが一生懸命頑張ってる時に。
例えば、今回は勘太郎君が1人長い台詞を言う時や。
眞秀君が1人花道を歩いて行く時など。
舞台にいる大人の役者の皆さんが。
とーっても温かい眼差しで見つめていて。
役柄的に表情を変えることはできないと思いますが。
でも、ゆっくりと頷いていたり。
その目が…とっても優しそうだったり。
そこにうるっとしてしまいます

今月の歌舞伎座、まずは夜の部【盛綱陣屋】。
【最高】の一言でした。
あと10回くらい…観たいなぁ、なんて

ではでは。