こんばんは。


今日は今月の歌舞伎座について。






今回は…。


いえ、今回も…。


できる事なら…観ていただきたい!


本当に…面白いと言いますか、たまらないと言いますかw


毎日でも観たいラブラブラブ


そんな演目が、夜の部の【名月八幡祭】!!






まずなんと言ってもこちらの演目。


仁左衛門さんと玉三郎さんが出演してらっしゃいますラブ


それだけで、見たい!絶対見たい!!


と言う方も多いはず。


作品の細かい粗筋はコチラ→【名月八幡祭】(Kabuki on the webより)で読んでいただくとして。


ざっくりお伝えすると…。


自由奔放で魅力的な深川芸者に、純朴な青年が恋い焦がれて…全財産を貢いだものの裏切られ。


狂気の沙汰びっくり


最後はもう…サイコパス。


でもね、そんな内容でも、重ーい空気にはなりません。


だって…。


そこは仁左衛門さんと玉三郎さんですから照れ


美しい魅力的な芸者を演じるのは、もちろん、玉三郎さん。


そして、そんな玉三郎さんの情夫が仁左衛門さん。


玉三郎さん演じる芸者に焦がれる青年が松緑さん。






皆さん、お役にぴったりとハマっていて、


見惚れるばかり。


特に仁左衛門さん。


いやぁ本当にカッコいい!!!


素敵すぎます!!!


芸者にお金を無心にきて、返すこともないまま、また借りにくる。


悪びれることもなく、甘えたり、怒ったり…相当な駄目男、なんですが。


仁左衛門さんが演じると…ふふっと微笑んでしまうと言いますか。


許せちゃうと言いますか。


可愛らしいというのもなんですが。


憎めないんですよね。


表情、声のトーン、仕草、全てがイイ!!!






そんな駄目男に貢いでしまう芸者を演じる玉三郎さんも素敵なんですラブ


色っぽくて、可愛らしくて。


おそらく。


多くの方が…。


やめときなさいって。
新助さん(松緑さん演じる男性)を選んだ方が幸せになれるのにぃ。


って。


心の中で突っ込みながら観ているかと思いますw


そんな女性に惚れて全財産をつぎ込んでしまう男性を…。






松緑さんが演じています。


素朴で一生懸命で優しくて…。


真面目な商人。


そんな彼が、芸者に惚れて裏切られた時…。


激変します。


舞台から花道までは、ショックから肩を落とし、放心状態で悲しげだったのに。


スッポン辺りでふと顔をあげると…。


目が…目が違うー!!!


そう。


他はなんら変化は見当たらないんですが、目の表情が…全然違うんです。


すごいです、松緑さん。


そして、そこからの舞台もスゴイです。


祭りの賑わいの中に常軌を逸した人間。


相反する空気の中で醸し出される、その空気感。


ゾクゾクっとしますガーン






粋だったり野暮だったり。


無粋だったり鷹揚だったり。


な〜んだか、色々かっこよかったり、あったかかったり、優しさが溢れていたり。


今の世の中に薄れつつある部分が描かれていて。


なんだか、いいなと。


あぁ…仁左衛門さんと玉三郎さんのいちゃいちゃっぷりを、もっと見たかったですラブラブラブ


歌六さんもかっこよくて。


梅玉さんが優しくて。


全てが素敵でした。


幕見で、観に行こう!



他の演目については、またあらためて。


ではでは。