こんばんは。
本日2度目の更新。
さて、今朝は「新春浅草歌舞伎」の制作発表へ行ってきました。
昭和55年に始まった、この「新春浅草歌舞伎」。
当時はまだ若い歌舞伎役者の為の公演がない中で、現在の吉右衛門さん、玉三郎さん、そして今は亡き勘三郎さんが中心となって公演を行ったのがはじまりだそうで。
大盛況となったそうです。
それから約40年。
現在は、若手歌舞伎俳優の登竜門として知られ、お正月恒例の人気興行となりました。
今回のメンバーは…。
尾上松也さん。
中村歌昇さん。
坂東巳之助さん。
坂東新悟さん。
中村種之助さん。
中村隼人さん。
中村鶴松さん。
中村梅丸さん。
中村錦之助さん。
まずは、中心メンバーとして「新春浅草歌舞伎」を率いて5年目の尾上松也さんが挨拶。
「平成最後の浅草歌舞伎。
1つの大きな節目になるのかなと思っております。
今回、団結力をもって浅草歌舞伎を盛り上げたいという思いもあり、皆で色々考えて相談しながら取り組んできました。
より多くの方に、歌舞伎の魅力を知ってもらえるよう努力していきたいです。」
続いて中村歌昇さんは…。
「私と巳之助くんは平成元年生まれでして。
平成生まれの若い世代で…松也兄さんは昭和ですけどw
そういう若い世代で平成最後の年の浅草を迎えられるということは節目だと思っています。
自分自身、結婚して父親になり、役者としてももっともっと精進していかなければいけないなと思っております。
何よりも古典を本当に愛している人間として、浅草の地で古典のお芝居で勝負できる…
もっともっと精進していかなければいけないなと思っております。」
と、笑いを交えながらご挨拶。
それを受けて坂東巳之助さんは…。
「平成元年生まれで、古典歌舞伎を愛して、結婚して子供も生まれた坂東巳之助でございます。
キャラがかぶってんのよw丸かぶりなんですよねww」
と挨拶し会場の笑いを誘っていました
そして、
「今回、松也兄さんに色々相談させていただき、結果として狂言だての方も色んな役者が色んな役で出てくることになりました。皆が皆でお互いの演目に出会うということが例年以上に盛んに行われる公演になっているのではないかと思います。」
と今回の魅力も語ってくださいました。
(www)
さらに、鶴松さんが挨拶するとき。
最初、マイクのスイッチを入れ忘れたようで…。
すると、すかさず巳之助さんと歌昇さんがニコッと目を合わせ、後ろを振り向き。
隼人さんもそれに気がつきニコッと笑い。
なんだか、いたずらっぽい表情で3人が鶴松さんを見つめる…。
そして、皆に笑顔が派生する。
そこにも、またほっこり。
来年は還暦。0に戻って1番年下の気持ちで皆に混じって歌舞伎の勉強をさせていただけたら…。
と話していました。
また、20数年ぶりに女形を演じるそうで。
それもまた、楽しみです
会見詳細は歌舞伎美人に載っています→こちら。
「新春浅草歌舞伎」は来年1月2日から浅草公会堂で行われます!
松也さんによると…。
この『新春浅草歌舞伎』では、歌舞伎をまだ観たことがないという人にも楽しんでもらえるよう、わかりやすく観劇出来る工夫がされているそうで。
さらには、通常の歌舞伎より公演時間も短いそうで。
お値段も通常より手頃になっているので。
歌舞伎付きの方はもちろん、初めてという方にもおすすめかもしれません