松方弘樹さん。
脳腫瘍の疑い、とのこと。
私の母は乳癌からの転移性脳腫瘍でした。
ある時から
「頭が痛いんだよね」
と繰り返していた母。
「疲れてるんじゃない?仕事が忙しすぎるんじゃない?」
と返す私。
「病院に行ったほうがいいんじゃない?」
とすすめるものの、その時は、まさか脳に転移しているなんて想像も出来なくて。
すぐに病院へ行くことを選択できなかったんですね。
その後は、頭痛だけでなく、物が覚えられない、自転車に乗っていて転んでしまう、など、様々な症状が出て。
その時に初めて病院へ行ったんです。
でも。
その時点では手術が出来なくて。
というのも。
場所が悪くて。
もし手術をした場合、他の大切な部分を傷付けてしまうかもしれない。
であれば、脳が腫れているので、薬でその腫れをとって。
放射線療法を選択しようと。
サイバーナイフが出来る病院を必死に探して。
ようやく見つけた病院の先生に泣きながら説明をし。
やっと治療を進められると思ったものの。
中々うまくいかず…。
じゃあ、重粒子線治療を、と思ったものの。
その治療が受けられる病院がその頃はまだ少なくて。
しかも、消しても、また別の場所に腫瘍が増えていき。
それでもなんとかしたくて。
先生に
「万が一のことがあったとしても、手術をしたら、まだ生きられる可能性はありますか?」
とたずねました。
すると先生は
「手術をしたら体力も使うし、その後のこともどうなるかわからない。であれば、一緒に過ごす時間を大切にしたほうがいいよ。」
と。
出来ることならもっともっと生きてほしい。
でも、手術をした事で万が一の可能性でもその命を縮める事になってしまうなら。
少しでも話が出来る状態で一緒に過ごしたい、と思い手術は諦める事にしました。
一緒に過ごせるように、仕事前や仕事終わりに毎日病院へ行き。
なるべく沢山の時間を共有しました。
その選択に後悔はしていません。
でも。
今思うのは、何故もっと早く病院に行かなかったのか。
頭が痛い、と話していた時にすぐに一緒に病院に行けばよかったと。
本当に後悔しています。
脳腫瘍は、転移性だけではなく、原発性のものもあります。
父も脳の病気で他界したこともあり。
以来、2年に1回のペースで脳ドックを受けています。
発症してからではなく、その前に出来ることを。
予防のためにも。
後悔しないためにも。
自分の脳の状態を知るためにも。
皆さん、脳ドックを一度受診してみてはいかがでしょうか?
まとまらない文章ですいません。。。