ウィグルに数多の監視西瓜切る

畑の西瓜が七月中旬に枯れたと思っていたが、四つの苗のひとつに蔓が一本残っていた。見た目にはすぐに枯れてしまいそうな感じだったが、七月の終わり頃から青々とした葉に変わり、蔓がどんどんと伸び始めた。

おいおい、どうするつもり、と思っていたら今度は花が咲き始めた。

八月に入って猛暑日が続いて、他の野菜がへとへとになる中、この西瓜はより元気になっていった。

種なしのブラックジャックと言う品種で、単独では受粉がうまくいかないと聞いていたので、雌花が咲いても実はつかなかった。

いつまでもこのままと言うわけにはいかないから、先日、この西瓜を抜いて畑を耕した。

原産が暑い半乾燥地帯だと言うが、中国のウィグル自治区でも葡萄やメロン、西瓜などの栽培が盛んだったな、と思い出した。

少し楕円形のその西瓜も甘くて美味しかった。



ウィグル自治区の葡萄谷にて。