でで虫やつぶやき零す雨後の墓

朝方激しい雨が降っていたのだが、九時を回る頃雨が上がったので散歩に出かけた。

昨日とは違うルートにしようと神社の前を通る道を選択したのだが、歩き始めて、ん?明け方の夢ってこの神社の光景だったことを思い出した。何か暗示めいていて躊躇したのだが、神社にお参りしておこうと石段を上った。

何事もなく神社にお参りしてその後の散歩を続けたのだが、墓地の前に差し掛かり折角だからと、墓参りすることにした。

(今回は天気も悪いし墓参りは諦めていた)

墓地には人の姿はない。

手を合わせて、母のこと、今年産まれる第二子のこと、第一子の成長への見守りなど、誰も聞く人のいない墓の前で呟くように話しかけた。

顔を傾けると墓石の下側にカタツムリがじっと止まったままでいた。話を聞いていたのか?どうか。まさか父ではあるまい?


今日は海からの風が強い。