蝉の子の前のみ進む闇夜かな

近所の木立から蝉の鳴き声が止まない。随分と蝉が増えたようだ。

夕方、畑の帰りにふと目をやると蝉の幼虫がブロック塀を進んでいた。

せっかちな奴かもしれない。多くは夕闇が迫る頃から地中から這い出してくるのだが、この蝉の子のはまだ陽が高いのに穴から出たようだ。

暗い地中からこんな明るい世の中に出たらきっと眩しくて目を見開いていられないだろうに。(勝手な見解)。もちろん危険も多い。それでも彼には新しい成虫としての生き様が待っている。はやる気持ちだったのかもしれない。

と思った。