人権にみえぬ明かりかかたつむり

ででむしや時に偏見現るる

マンション自治会の総代に選ばれると校区自治総代会の定期会合に出席しないといけない。

なんとも面倒なことで、役員になるならないの違いは大きいが、一方でいかに地域やそのコミニュティに無関心であったかと、思い知らされる、

会合に出席されている方々は地域の代表として、夏祭りやら地蔵盆やら害獣駆除やら様々な問題を提起し話し合っている。移住組のマンション住人にはない当事者意識だ。

今回は人権推進協議会だという。この問題に触れることが少ないためについつい無関心になりがちだが、講演者の方は半世紀、この問題に向き合ってきたらしいが、未だ根強い偏見が残るこの問題の難しさを語っていた。人権はLGBTや外国人など新しい課題を抱えながら、教育として教え伝えることも多い。遅々として進まぬ活動ではあるが諦めずにやってゆかねばならないだろう。そんなことを考えながら話を聞いていた。


協議会の進行は小学校の教頭先生がやっておられたが、若い?先生だった。

子供の頃、教頭先生といえば年寄りの先生という印象であったが、自分が高齢となると、確かに僕よりは当然のごとく若い。

先生の姿を眺めながら、様々な活動がこうして受け継がれて行くことの実感を改めて思った。