新そばや屋号のみえぬ古木箱

先週出張で山形に行った。

工場訪問の前日は山形に移動するだけだったので、チェックインを済ませ15時過ぎにぶらっと街に出た。ぶらぶらしながら七日町の通りに出た。

案内板をみると山形城を囲んで武家屋敷エリア、商家エリアがはっきりと分かれていて、ここ七日町は商家エリアで昔から賑わいの通りだったようだ。

通りの突き当たりに石造りの立派な建物があった。今は山形県郷土館(文翔館)と呼ばれているが、旧県庁舎及び県会議事堂だ。

今見ても作りのしっかりとした洋風建築物だから、当時の庶民から見て驚きの、畏れの、憧れの場所だったのだろう。

昔の作りといって侮るなかれ、知事室などは豪華で、当時の地位を象徴するものだったろう。

建物は、映画るろうに剣心の撮影にも使われたようで、舞台としては明治期の雰囲気にぴったりだった。



全景


会議室


撮影紹介


翌日、仕事を終えて板そばを食べた。

訪問先の近くのお店のようだったが、蕎麦にお餅がついているという。納豆餅は遠慮してあん餅を注文した。そばは硬めであったが美味しかった。(甘党なので餅は美味しくいただいた)

板そばのやや使い古した木箱に目がいった。お店は普通の食堂といった趣きだったが、ここで長く営業されて地域に愛されているのだろう。

そば街道のお店もいいが、こうしたお店もまたいい。