初めての客先訪問息白し
先週、帰国後初めての出張で北関東に行った。
コロナの影響で出社や出張の形が変わった。10年前にこの部署に在籍した頃は、月の半分ほどは出張だったこともあったが。
この日は随分と冷え込んだ。
住んでいる所とは違って吐く息も白い。
緩い坂道を歩きながら、心臓の負荷とともに自分の吐く息を感じ、息の行方を追った。
マスクをしたままだと見えない息も、マクスを外すと生命がほとばしるように拡散して行く。
60歳となっても客先訪問は緊張するものだ。
しかも久しぶりの日本の仕事となると気も重たいが、そうも言ってはおられない。
自分を奮い立たせながら歩くと、吐く息も勢いがあるようにみえる。
さあ、頑張ろう!
雲南の冬
標高の高いこの地区では次々と流れてくるガスが街を乳白色にする。男はあまり仕事をしないという。多くの女性が重たいものを背負い忙しく働いていた。