最近、訳あってラヴェルの三重奏曲 イ短調ばかり聴いていますが、
動画や配信でさまざまな奏者の演奏を聴くうちに、目に留まったアルバムのジャケットがありました。
床までの長いドレスを着て三重奏をする三人の若い女性、その上品な佇まいが最初に目を惹きましたが、よく見ると彼女らのいる部屋は畳敷きの和室のようです。
これは一体どういう絵なのか、興味が湧いて画像検索をしてみると、
リラ・キャボット・ペリーという女流画家の「三重奏」という絵だということがわかりました。描かれていたのは、彼女の三人の娘たちでした。
リラ・キャボット・ペリーは、1897年に慶應義塾大学の英語教師として招かれた夫とともに数年間日本に滞在し、その間に日本を題材にした絵を描きましたが、
夫の肖像見て驚きました。割と最近ネットで見たばかりの絵だったからです。
それで調べてみたら、リラ・キャボット・ペリーに関する記事も、SNSで一年ほど前に読んでいたことがわかりました。「三重奏」に関する記述もありました。
画像検索して見つけた、とあっさり書きましたが、実は検索に慣れてないのでかなり苦労して探したのでした。どうしても知りたい気持ちがあって。
長々書いてしまいましたが、何を言いたいのかというと、
絵であれ音楽であれ、本当に出会うためにはやはり、その人なりのきっかけなりタイミングがあると思うのです。
それ以前に出会っていても、どこか素通りしてしまっていて、けれど時を待って出会うべく時に、本当に出会う。そういうことってないでしょうか。
リラ・キャボット・ペリーは今度こそ、私の大好きな画家になりそうです。
出会いはこのアルバムのジャケットでした。
ラヴェル 「ピアノ三重奏曲 イ短調」
ヨアヒム・トリオ
「三重奏」1898-1901
東京の自宅で演奏する三人の娘、マーガレット、エディス、アリス。
リラ・キャボット・ペリーの自画像。
本格的に絵の勉強を始めたのが、36歳からなんて信じられません。
「読書する夫」1889
「暗譜演奏」1897-1901
三女アリスがモデル。
この絵も好きです。彼女の絵はどれも人物がとても魅力的。
「日本の子供」1898-1901
リラが日本に滞在して、日本をテーマに描いていたことを示す作品のうちの一枚。
「岩渕の運河からの富士山」1895-1901
人物だけではなく、自然の描写もいいですね。






