最近、買った米原万里さんの
文庫本をカバンに入れて久しぶりに東京へ。
米原さんの著作からはしばらく遠ざかっていたけど、没後20年のキャッチコピーを見て
2冊ほどネットで購入したのだった。
久しぶりに読んだらやはり面白かった。
それと同時に、米原さんの著書をもっとワクワクして読んでいた頃に気持ちが引き戻されてしまった。
考えてみたら、私が社会人で大学に合格して電車で通い始めた年からちょうど20年なのだ。
あの頃は毎日が新鮮で、子どももまだ小学生で、将来が明るいものに思えた。
20年経って将来には不安しか感じられないのが現実だ。何かを成し遂げたわけでもない。
M駅で、私鉄に乗り換えるために降りていく20年前の自分の姿を想像したら、
本当に、本当に悲しくなってしまった。
新宿に着いて、SNSの美術のグループで知り合ったお友達3人とランチ & おしゃべり。
本当は何年も前に会うはずだったのに
ちょうどコロナの影響が拡大し始めた頃だったので計画は流れて
今日、ようやく実現したのだった。
二人のRさんとは久しぶり、Kさんとは初対面。 SNSで親しくなったのに、年月が流れて皆、SNSとは一定の距離を置くようになった。
それでも私の数少ない心の友なので、会えて話ができたのは嬉しかった。
美術や音楽の話をしていると、自然に心が和む。刺激も受ける。
映画「リトル・ダンサー」の話になって、主人公の少年が、踊っている時は頭が真っ白になって夢中になってしまう、みたいなセリフに感動した、という話を聞いた時
"今日は、この話を聞きにきたようなものだな"
と思った。
他人の評価なんかどうでもいい、下手でもいいから自分が夢中になれるものを探す。
過去に囚われていても仕方がない。
今を生きようと思った。
