国際通貨基金(IMF)は日本の名目GDP(国内総生産)が2027年にインドと英国に抜かれ、世界6位に転落するとの見通しを示した。円安によるドル換算額の目減りや成長の鈍さが響く。日本は10年に中国に抜かれ、世界2位から3位に後退した。23年にはドイツに抜かれて4位となっていた。ー 日経新聞
日本は1968年から2009年までの期間、世界第2位の経済大国であり、ジャパン・アズ・ナンバーワンとまで謳われたが、2010年に中国に追い抜かれて経済力は世界3位に落ちてしまった。ただ中国は人口10倍の大国であり、経済規模で追い抜かれるのは違和感がなかった。しかし、2023年に人口8300万人のドイツに経済規模で追い抜かれて、いよいよ来年にはインドとイギリスに追い抜かされてしまう。
インドは人口大国であるので追い抜かされるのは時間の問題であったが、イギリスはドイツよりも人口が少なく6900万程度である。もはや人口規模は言い訳にできず、単に日本だけが成長できず、貧しくなっているのが現実である。一人当たりGDPだと、G7最下位なのはもちろん、台湾・韓国の後塵をも拝している有様である。教育水準も高く、真面目に働いて貧しくなっていくのだから本当に馬鹿馬鹿しい。
もちろん、ドル換算での比較であるので、1ドル120円になれば、日本は再び世界第3位の経済力になる。為替による振れ幅が大きい点は理解しておく必要があり、そこまで悲観する必要はないと思う。ただ円高になればの話であるが、円高になることはあるのだろうか・・・?このまま円安が続けば、ドル換算のGDPはどんどんと目減りしていくし、一人当たりGDPもどんどん順位が下がってしまう。
メディアでは改革論などがいまだに散見されるが、失われた30年を経過しても何も変わらなかったので、このまま変わらないと思う。増税されてもデモも起きないし、ストライキもない。みんなで貧しくなる道が日本人の総意なのだと思う。混乱と闘争ではなく、静かなる衰退が日本の国民性にあっているのだと思う。大学生ぐらいのときは社会を変えればと思っていたが、30代になって思うのは、そうそう社会や制度は変わらない。
10年前はまだまだ大丈夫だったが、2020年頃からそろそろやばいになり、いよいよ本当にやばいというモードになってきた。このまま衰退して、2040年頃には本当にダメでしたとなるだろう。社会保険料を下げて若手の手取りを増やさないと結婚も消費も増えないが、社会保障改革は政治的に無理であるので、日本は文字通りオワコンである。
