国連総会は4日、従来の世界地図を、アフリカ大陸の大きさをより正確に反映したものに置き換える決議案を採択した。西アフリカのトーゴが提案し、アフリカ連合(AU)加盟国が支持した「コレクト・ザ・マップ(地図を修正せよ)」決議案は、フランスやイギリス、日本を含む164カ国の賛成を得て可決された。反対票を投じたのはアメリカのみで、棄権は6カ国だった。この決議に法的拘束力はないものの、世界中の機関が使用する地図に変更が生じることになる。16世紀以来、広く使われてきたメルカトル図法では、アフリカ大陸がグリーンランドとほぼ同じ大きさであるかのように描かれているが、実際にはアフリカ大陸はグリーンランドの14倍の大きさだ。ー BBC

 

アフリカのトーゴが提案した、「コレクト・ザ・マップ(地図を修正せよ)」という決議案が可決したそうだ。よく見かけるメルカトル図法の世界地図は、緯度と経度が直角に交わるように描かれているため、船の進行方向を正確に知ることができるが、面積が非常に不正確なのである。地球は球体なので、それを長方形の地図にする際に、赤道付近の国が実際よりも小さく描かれ、北極・南極に近い国が大きく描かれているのだ。

 

その結果、アフリカは実際より小さく描かれ、グリーンランドやロシア・カナダなどは拡大して描かれている。結果的にアフリカ大陸は小さいと誤認されており、経済や投資等の際に、過小評価につながっているという。そこでトーゴは、面積が正しく表示されるイコールアース図法の使用を提案しているのだ。

 

実際、国をメルカトル図のマップ上で移動させられる「The True Size Of...」というサイトがある、実際に動かしてみると、いかに不公平かがわかる。

 

メルカトル図法のマップだと、異様にロシアが大きいように見えてしまう。アフリカよりも大きいように見える。しかし、ロシアの面積は約1,710万平方キロメートルで、アフリカ大陸の面積は約3,037万平方キロメートルであり、アフリカ大陸はロシアの2倍近い。ロシアを赤道上に移動させると、いかにロシアが拡大されて表示されているかがわかるだろう。こうしたマップ上の見え方が、ロシアの大国意識の一助になっており、逆にアフリカを過小評価する要因となっているといわれれば、その通りだと思う。


ちなみに、アフリカ大陸を北米に持ってくると、アフリカがいかに縮小されていたかがわかるだろう。

 

小さな島国と自虐的に表現する日本も、北欧の上に持ってくると、引き延ばされる非常に巨大な島国のようになる。もし日本が下記のような位置にあったら、小さな島国と自虐する人はいないだろう。一般人は地図の性質について細かい理解はしていないので、こうした見え方が認識に影響を与えるのである。

 

Chat GPTにイコールアース図法の世界地図をつくってもらったが(正確性は検証していない)、日本を中心にすると下記の通りだ。ただ面積は正しいのだと思うが、欧州のように小国が乱立しているエリアは見やすいとは言えないので、位置確認だと、やはりメルカトル図法のほうがみやすいなと思う。一長一短なので、併記して表示する等がいいのではないかと思う。しかし、イコールアース図法でみてみると、ヨーロッパは小さな地域に過ぎないことがわかり、この小さな地域が世界中を植民地化したという事実に、改めて驚きを覚える。