この前、目白の学習院ミュージアムへ行ってきた。「芸術と伝統文化のパトロネージュ2」という展示を行っている。学習院大学史料館だったが、霞会館記念学習院ミュージアムとして2005年春にリニューアルオープンした。こちらの建物は、前川國男により設計されたかつての大学図書館をリニューアルしたもの。モダニズム建築の美しい意匠である。それにしても学習院大は都心ながら緑が多く気持ちが良い。
ちなみに、施設名に”霞会館記念”とついているが、旧華族の親睦団体であり、現在でも約650家の740人が加入しているそうだ。いまだに当主や後継者が女性の場合は会員資格がない。当然、皇族ともゆかりがあり、皇族の花嫁・花婿候補を探すときには霞会館の会員等からも候補が上がるそうだ。
芸術と伝統文化のパトロネージュ展では、収蔵品からパトロネージュに相応しい作品を展示している。宮中晩餐会では、金平糖を納め、細工を施されたボンボニエール(お菓子入れ)が配布されるが、そちらも豊富に展示されている。ただ特別室と常設展といっても、広くはなく十数分程度で観終わってしまう。目白に用事があるときに時間があれば寄ってみるといいと思う。
大学内を少し散策したが、歴史ある建築が多い。南1号館は登録有形文化財である。1階窓や入口の尖塔アーチなど、垂直性を強調したネオゴシック様式の外観であり、シンメトリーで安定的な意匠で重厚感がある。
中に入ると、階段はアールデコ風のデザインになっているのが興味深い。





