インド南部のタミル地方に実在したチョーラ朝がテーマの映画。王朝転覆を巡る陰謀と愛憎が渦巻く「Ponniyin Selvan (ポン二河の息子)」という1950年代に発表されたインドの伝説的歴史小説を映画化したもの。原作は5巻構成だったそうだ。映画版はパート1・2で分かれており、合計5.5時間の大作。ちなみに、私はパート1は見逃しており、2からの鑑賞。

一応、ざっくりとしたあらすじと人間相関図は眺めていったので、こういうことかな?と、ストーリーは追うことが出来た。歌のシーンは多いが踊りはなく、大河ドラマという感じ。バトルシーンを期待していたが、終盤で少しあるだけだった。しかし、雄弁なストーリーが面白く165分じっくり観てました。

ちなみに、インドは多民族・多言語国家で、本作はタミル語らしい。なお、本作のチョーラ朝は13世紀にパーンディヤ朝に滅ぼされ、そのパーンディヤ朝もヴィジャヤナガル王国に滅ぼされている。ここらへんの歴史背景も分かってみるとなお良かったかなと思う。

なお、本作を観た人は一様に、誰が誰だか分からなくなるし、名前が覚えられないというコメントがあるが、私も同じくだった。慣れない言語のお名前は覚えるのが難しく、服装が変わると誰が誰か分からなくなる(顔認識の人種効果というらしい)。ただ会話の内容的にこの人かな?と推測はつくので、ストーリーはある程度理解可能でした。

面白いのですが、意外とアクションなども控えめで愛憎渦巻く歴史絵巻でもうちょっとアクションとか、見どころがあったらよかったなと思った。個人的には「RRR」とか「バーフバリ」の方が好きでした。

 

★ 3.8 /5.0