一昨日、目黒の東京都庭園美術館で開催されいている「奇想のモード」展に行ってきた。20世紀の芸術運動のシュールレアリスム。ダリやキリコが有名だ。そうしたアートがファッションにどのような影響が与えたのか、それが現在にどのように連なるのかが、今回の展示会のテーマである。トロンプ・ルイユ(だまし絵)などの手法の思想的な源泉を垣間見ることができる。マン・レイ、マグリットなどのアートも展示されている。ファッションの形態もそうだが、使用する素材などの多様化など非常に興味深かった。

 

 

開催されているのは東京都庭園美術館である。朝香宮邸として建設された。外観はやや無機質な感じもするが、アールデコを基調とした当時としては最先端のデザインだった。建設されたのは1933年だが、世界の最先端の流行を建築にも取り入れたことがうかがえる。入口を入るとルネ・ラリックのガラスレリーフ扉が目に入るがとても美しい。内装は非常に凝っており、訪問をおすすめしたい。

 

 

撮影可能だったので撮影したが、このヒールレスシューズが個人的に見たかった作品の1つ。舘鼻則孝の作品で、花魁の高下駄と西洋のハイヒールの融合体である。東京芸大の卒業作品としてヒールレスシューズを作成し注目を集め、このデザインに目を付けたのがレディー・ガガである。実際に彼のヒールレスシューズはガガが履いていたりするが、アート作品でもある。非常に美しいシルエットである。

 

他にもエルザ・スキャパレリやマルタン・マルジェラの服を見れてよかった。また、動物の毛を用いた服は興味深かった。他にも建築家ザハ・ハディドとユナイテッド ヌードがコラボした靴も非常に見事だった。

 

 

こちらはインスタレーションアートのようだが絹で服をつくり、それを浮かべてライトを当てて、幻想的な作品にしている。ANOTHER FARMの「Modified Paradice」。幻想的であり美しかった。

 

たまーにぶらりと美術館を訪問して観るのは良い経験である。新たなインスピレーションを得られる。