クリストファー・ノーランの弟ジョナサン・ノーランが製作ということで宣伝されているが、監督はリサ・ジョイ。記憶潜入ということでインセプションな感じかと思ったら、SFサスペンス・ラブロマンス。宣伝されているような記憶潜入捜査のサスペンス大作ではない笑。若干感じる予告編詐欺。


記憶をたどって謎解きしていくところはそこそこ面白いし、伏線も綺麗に回収。ただ失踪したメイに興味が持てず、話の推進力が弱く感じた。だいたい最初、鍵探しのために記憶潜入するけど、「鍵屋を呼べば?」って思ってしまった。そのほかにも必然性がよく分からないシーンが多いし、映画の冒頭とラストのメッセージも全然ピンとこなかった。

時間軸が入り乱れる話の展開は「メメント」、記憶を使ったトリックは「マイノリティ・リポート」「インセプション」、トンカチ使ったアクションシーンは「オールドボーイ」、水中のシーンは「シェイプ・オブ・ウォーター」、水上列車は「千と千尋の神隠し」など大量のオマージュがあり、既視感がすごい。やや切り貼り感すらある。

映像は綺麗だし、音楽も良いのだが、ストーリー展開などが惜しい。アメリカの映画批評サイトのロッテントマトだと、批評家・オーディエンスどちらもスコアは38%で大コケだった。ただ女流監督らしい、温かい描写とかは良かったと思う。
★ 3.2 / 5.0
 
ちょっと映画は残念だったけど、その後、銀座で久しぶりに買い物。レザージャケット・バックパック・香水・ベルトなどを購入しました。今月は忙しいので、買い物でストレス発散です笑。