本日、「日経テスト」を受験してきた。日本経済新聞社と日本経済研究センターが主催するテストで、正式名称を「日経経済知力テスト」という。経済に関する基礎知識や時事問題を中心に100問出題され、1000点満点で「経済知力」を測定する試験である。まぁ、要は日経新聞の宣伝と購読者数増を兼ねた試験(笑)。私が大学生のとき始まっていたと思うので、十数年の歴史がある。素点や偏差値ではなく、TOEICのように「項目応答理論」によってスコアが算出される。

 

一斉テスト年2回、テストセンターでも受験できる。私はテストセンターで受けたのだが、テストセンターのほうは過去問から出題のようで、2019年のニュースについての出題もあったのだが、2年前のことなんて覚えていない笑。個人的にはフレッシュな時事の知識で挑める一斉テストを受けた方が精度はいいと思う。肝心のスコアだが、2019年の平均スコア(LINK)は次の通り。大学生なら500点あれば優秀、社会人も500~550点ぐらいあれば十分だと思う。

 

【役職別平均スコア】

・取締役・執行役員:589点

・本部長・部長:563点

・課長・部次長:548点

・係長・主任:534点

・全体平均スコア:520点

・一般社員・職員:494点

・大学生・大学院生:465点

 

テストセンターだったのでスコアがすぐに表示されたが、私のスコアは604点!パーセンタイルだと上位25%なのでちょうど上位4分の1。ちなみに、ニュースはネットが主で、たまにテレ東BIZで気になるニュースをつまみ食いして、日経テストのテキストを一読しただけにしてはできた方かなと思う。ちなみに、法学部・政治学研究科なので経済・経営・商学についてはほぼ独学。とはいえ、経営学検定中級・ニュース時事能力検定2級は持っているので、ビジネスとか時事問題への感度はそこそこある方かなと思う。

 

 

受験した感想であるが、問題自体は素直で簡単な問題が多いので、ビジネスの基礎知識があり幅広くニュースをみていれば解ける問題が大半。一部で金融・為替・貿易で考える問題があるが、素直に考えれば答えは出てくる。たしか大学1年生のときに受験してボロボロで衝撃を受けた記憶があるが、10年かけてビジネスパーソンの平均以上にはなったかなと思う。当時は「ウォーレン・バフェットって誰?」ってレベルでした。

 

意味ない試験とかいう人もいるが、大学生の就活対策準備とかビジネスパーソンの基礎知識のレベル確認としはいいと思う。企業でも受験を推奨していたり昇進基準に採用しているところもあるそうだ。本試験はちゃんとニュースをみてビジネス基礎知識あればハイスコアは取れるので優秀さは測定できないと思うが、逆にロースコアだと基礎知識もないしニュースも観ていないということなので、知識不足・不勉強な社員の判定には使えると思う。

 

「経済知力」というのは大げさだが、ビジネス・時事問題の基礎知識のレベルチェックには使える。日経新聞社を就活で受けると、入社試験で日経テストに準拠した試験が出されるので、日経新聞社をはじめマスコミ志望の学生も受けておいて損はない。次回は一斉テストを受けてみようかなと思う。